飛翔

日々の随想です

2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

2011年大つごもりのご挨拶

20011年の大つごもりの今日。快晴。 今年は天変地異の多かった年だった。しかも東日本ではいまだかつてないような地震と津波。それだけでも大変な災害なのに、福島第一原発の爆発により、放射能がまき散らされ、海は汚染された。地球規模の放射能汚染である…

台所は大変!

日本全国の主婦の皆さん、お疲れ様です。 クリスマスが過ぎたと思ったら、大掃除、おせち料理と主婦業フル回転ですよね。 もう我が家は今大変なことになっています。 正月元旦に外国人が9人もやってくると言う。それも我が家の茶室で「茶の湯体験」をしたい…

人生で一番大切なことは

今年は運命的な出会いが多く、私の生活、これからの生き方に深いかかわりを持つ友人が増えた。その中の一人と巡り合ったため、私はさる学校へ入学することになった。運命的な出会いというものがあるのだと実感した。 そして作家の内館牧子さんや出久根達郎氏…

今年最後の大ポカ!

今日で今年最後の勉強会が終了である。 電車に乗って、「あっ」と声をあげそうになった。 今日原稿締切のものが一本あったことを思い出したのだ。すっかり忘れていた。草稿すら練っていない。 しかし、もう遅い。今年最後のぽかをやらかした。一週間でやるこ…

寝顔が汚れるって?

起床時間になって夫をおこそうとして顔を見た。 寝顔があまりにも子どものようだったのでしばらくながめていた。布団からでた手がばんざいをしているようだった。 仕事がきつくて「もう僕お手上げです」とでも言っているのだろうか?それともなにか良い夢で…

布団とファーブルトン

今日は快晴。庭は干された布団で満艦飾。 寒い夜、「お〜〜〜寒、さむ、さむ〜い」といいながら布団に入る。 昼間干されてぽかぽか、ふくふくに、お日様の温かさを含んでふくらんだ布団はぽっかぽか。 ちじこまった体を伸ばして、足先で布団のぬくもりを確か…

憂国

温暖な当地にも雪が降り出している。 庭はもうすっかり雪景色。日本列島すっぽりと雪雲に覆われたようだ。 福島の仮設住宅に入っているお年寄りが孤独死したというニュースを見るにつけ,断熱材も入っていない間に合わせの住宅では、凍えてしまう。新政権にな…

初雪

気候温暖な当地にも初雪が降った。 江戸時代の歌人・橘曙覧(たちばなのあけみ)は初雪をこんな風に詠っている。 初雪うつくしく ふれる初雪 ことの葉の 跡つけつくる やすらはれけり (『橘曙覧全歌集』 (岩波文庫)より) 初雪の美しさは何とたとえたらよい…

ブラジル式・クリスマス

今、夜中の一時すぎです。 たった今、帰ってきました。昨日は日本語を教えているブラジル人が集まるプロテスタントの教会でのパーティーに行ってきました。 出かけたのは夜7時。教会ではブラジル式ミサがあって、びっくりした。 讃美歌はヒップホップ調で踊…

ブラウニーはママの味

昨日の教会でのクリスマス・パーティーで、みんなが持ち寄りで作ったご馳走とデザートに堪能した。 みんな料理の腕がいい。そしてケーキは玄人はだし。しかし、日本人の舌には、少々、脂っこすぎるし、甘すぎるし、塩辛すぎる。 巻きずしにマヨネーズがたっ…

Merry Christmas !

Merry Christmas ! ブログ「読書百篇」にご訪問くださる皆様、ありがとうございます。 皆様にとって楽しいクリスマスでありますように。 ろこ より

サンタさんにお願い

日本列島厳しい寒さに凍えそうであるけれど、クリスマスイヴを明日にひかえて、サンタクロースが来るのを楽しみにしている子供たちや、恋人たちがいることだろう。 我が家も夫にそれとなく、サンタクロースが来るかどうか尋ねてみると、 「我が家には煙突が…

いい湯だなぁ

今年最後の授業が終了し、生徒である私はすべての学科から解放された。 イタリア語、研究会、学校、とめまぐるしく学ぶことの多かった年が過ぎていこうとしている。 一昨日、作家の出久根達郎さんから直筆のアドヴァイスをいただいて、私のあらゆることへの…

ティーブレッドと紅葉

紅葉も終わりを告げようとしている中、はっと燃えるようなカエデの赤が目に飛び込む。 玄関を入るとすぐ前が全面強化ガラスでできている空間が広がる。その外側には坪庭があり、そこに植わっているカエデが紅葉して燃えるようだ。 燃えるようなカエデの赤に…

Good NewsとBad News

今日はずっと郵便物が来るのを待ち焦がれていた。 イギリスからクリスマスカードが届いたのは夕方遅くだった。私が待ち焦がれていたのはカードではなかった。ある作家からの良い知らせのはずだった。たくさんの郵便物の中から焦がれたものの封を開けた。 そ…

Sto studiando l'italiano.

今日は今年最後のイタリア語レッスン日。クリスマス会もかねて大いに盛り上がろうという企画だ。 クリスマスに食べるパネトーネを先生が作って持ってきてくださるというので、みんな楽しみにしている。 少人数のこのクラスはまとまりが良い。明るく、楽しく…

Buon Natale !(メリークリスマス!)

今日はイタリア語レッスン(初心者コース)の最終日。 授業はほんの少しで、あとはクリスマス会をかねた楽しい2時間が過ぎた。 クリスマスにイタリアの家庭でよく食べるというケーキ、パントーネとパンドーロを先生が作ってきてくださったので、それをみん…

日本人と短歌

日本列島に沈んだ空気が流れ、地震と津波、原発事故とわが国最悪の危機をどう乗り越えるか、一喜一憂の一年が過ぎようとしている。 多くの尊い命が津波にのみこまれた中、生き残った、たった一本の松にどれだけの人が勇気づけられただろうか。そして桜の開花…

ブラジル式結婚式

寒いけれど、晴天の今日、日本語を教えているブラジル人一家の長女が結婚した。 新婦の両親は離婚。両親ともその後再婚。新婦と弟は母がいる日本にやってきて母の再婚相手と暮らすことになった。その一家に私が日本語を教えることになった。 結婚することに…

隣は何をする人ぞ?志ん生・馬生・志ん朝

勉強会に、学校に、イタリア語教室にと一週間があっという間に過ぎる。 その間に原稿を書き、予習をし、プレゼンテーションの草案を考え、本を読む。 時々、家事をし、夫の秘書を務め、つかのまを花と向き合う日々。今年は激動の一年だった。 そんなあわただ…

くらし

今日は学校があった日。来年の学校新聞の写真撮影があるからというので、少しおしゃれをしていったら、次週に延期になった。 もうお洒落はしないぞ!おまけにプレゼンテーションしようと思ったら、学校長の見学があったので、緊張した。 しかし、転んでもた…

ワダヤセイ

昔、英国で音のつながり(子音で終わった単語の次に、母音で始まる単語がくると、語尾の子音と語頭の母音が連結されて発音される)を「リンキング」と習った。 このリンキングのパターンをいくつかマスターしたら「発音」「聴く」力が急に伸びた。 高校や中…

地震と『柿の種』

今日は勉強会に出かけた。はじまるやいなや、ぐらり、ゆらりと、大きな地震が発生。ずいぶん長く揺れた。館内放送があり、岐阜県が震源とか。震度5だった。 東日本大地震が起きてから9か月。東南海、東海地震が起きる確率は87パーセントだと言われている…

呼称

高校生のとき、病弱な母親を看病しながら通学していた友人は三食全部彼女が料理していた。 制服姿のままカバンをさげて商店街で買い物。 セーラー服に鞄すがたの幼い少女をつかまえて魚屋の兄ちゃんは「奥さん、めばるが今が旬だよ」とか「奥さん、これ焼き…

クラッシック・パンツ

ぶしつけに「あなた、なにどし?」と尋ねられて、私は「さば年」よというと、ある人が「僕はふんどし」とお答えになって笑い転げたことがあるが、そのクラシックパンツ、つまりふんどし、自分のふんどしを使うならばよいが、「他人のふんどしで相撲を」とる…

歓喜の歌

クリスマスも真近かになって仕事が大忙しの毎日。 出張パーテイーとか、出張料理とか、自宅にフランス料理のシェフが出向いて料理したり、パーテイーセットと料理がこみになって自宅で行われる企画が大はやり。 そこで私も仲間と出張コンサートを企画した。 …

松村由利子の歌に励まされて

高校のクラス会へ行くと皆それなりにたっぷりと「豊かさが増して」人間としての魅力が備わってきたなあと感心したり驚いたり(?)。 高校時代はまさかこれからの人生が山あり谷ありだなどと誰も想像だにしないものである。 そんな高校時代の友人が結婚して…

良き妻がいるらしき匂い

電車に乗ると、前の席にいる人たちの顔や風体を観察するのがくせになった。 松村由利子さんの歌に含蓄深く面白い歌がある: よき妻がいるらしき匂い芬々(ふんぷん)と黒光りする靴の男ら (第一歌集『薄荷色の朝に』短歌研究社より) この歌では黒光りする靴…

雪と笠と言葉

雪のニュースが舞っている。 中国の詩人玉屑(ぎょくせつ)の詩の一節に「笠重呉天雪 鞋香楚地花」(笠ハ重シ呉天ノ雪 鞋ハ香シ楚地ノ花)=(かさはおもしごてんのゆき くつはかんばしそちのはな)というのがある。 「呉天」とは「呉国の空」で、「(都から)遠い…

言葉遊び(斉藤緑雨篇)

昨日は底冷えのする一日だった今日は一転、快晴暖かい日より。 玄関を入るとすぐ前が全面強化ガラスでできている空間が広がる。その外側には坪庭があり、そこに植わっているカエデが紅葉して燃えるようだ。 外は襟を立てずにはおれないほどの寒さではあった…