飛翔

日々の随想です

ブラジル式・クリスマス


今、夜中の一時すぎです。
 たった今、帰ってきました。昨日は日本語を教えているブラジル人が集まるプロテスタントの教会でのパーティーに行ってきました。
 出かけたのは夜7時。教会ではブラジル式ミサがあって、びっくりした。
 讃美歌はヒップホップ調で踊りまであるもの。エレキギターがものすごい音量で流れ、ドラムとボーカルがそれにつく。
 神父さんのお説教がとても素晴らしく、といっても、隣で通訳してくれた女の子がいたのでポルトガル語のお説教もよく理解できた。この神父さんのお説教がとても心にまっすぐに飛び込んでくる熱烈なもので、感動した。
 私はクリスチャンではないけれど、神父さんのとても人間味に富んだ言葉が素晴らしかった。
 そのお説教とダンスと歌がなんと2時間もあり、パーティとデイナーが始まったのは夜の10時過ぎ。
 料理を食べ歓談し、そろそろ眠くなったのは夜中の1時となっていた。
 みんなはまだ飲み食いしているようだったけれど、おいとまをして帰宅したのが真夜中の1時40分。
 とても賑やかで、温かみがある手作りのミサとクリスマス・デイナーだった。
 ヨーロッパの教会をたくさん見て、おミサにも参加したが、ブラジルの教会のお説教や信者のようすやミサの様子はどこにもない形で、しかも、体温が感じられる人間味豊かなものであった。世の中、いろいろなことがあるものだ。
 この目で見て、知って、味わって、耳で聞いて五感で確かめながら生きていくってこんなにも多くのことを知りえるのだと感動する。
 いくつになっても知らないことばかり。その都度感動し、心が震える出来事に遭遇するのは生まれてきて良かったと思うばかりである。