飛翔

日々の随想です

2015-01-01から1年間の記事一覧

ブログから発信し続けよう「戦争しない国づくり」を

国会が荒れている間も、福島では汚染水が海に大量に流れ、除染袋が川に流されその袋が敗れて放射能を帯びた土が流れ出てしまっている。この事実を国会が荒れていることで目を覆われてはならない。 東京電力福島第1原発事故の除染で出た汚染廃棄物を入れた大…

被災地でスリランカの人たちがカレーの炊き出しボランテイァ

常総市の被災地では泥だらけの家屋の片付けに追われ、大変な中、スリランカの人たちがカレーの炊き出しボランテイアをしている。 水道もガスも復旧していない中、食べるものも不自由している。 カレーの炊き出しはありがたい。 そういう私も水害の被害に二回…

宮沢経産相は、大雨被害に触れ、「今日は幸運な日だったと感謝している」と発言

宮沢経産相は、甲府で開かれた経済団体交流会で、茨城県などでの大雨被害に触れ、 ”有難いことに産業の方はまだそれほど大きく傷んでいないということで、(緊急の関係閣僚会議に)出席しなくてよかった。今日は幸運な日だったと感謝している”と発言」【山梨…

着古した服

[あんつるさん]こと「安藤鶴夫」の名随筆をしみじみと読むことが出来た。歳月 (講談社文芸文庫)作者:安藤 鶴夫発売日: 2003/02/10メディア: 文庫 小説は作り物であるが、随筆は書き手の実際にあったことや、思うことなどを随意に書くものなので作者の体温が…

命あることの喜び

9,11.3,11とテロと災害が起き、今また台風豪雨による, 堤防決壊、洪水、土砂災害が起きた。 朝、一緒にご飯を食べ「行ってまいります」といった家族がもう夜には帰らぬ人になってしまう。 そんな悲しいことが悪夢でなく、実際に起きていると、今をいかに大切…

台風被害のお見舞いとペットの保護

台風18号に伴う大雨災害で被災されました皆様にお見舞い申し上げます。 避難生活をおくられるさいに、動物たちの飼育が困難になった場合、当団体の保護施設で、無期限・無料でお預かりして飼育します。 ですから「もう飼えない」と落胆しないでください。 命…

自衛隊員あっぱれ!

大雨の影響で10日、茨城・常総市で鬼怒川が決壊し、住宅地に濁流が押し寄せた。 犬2匹とともに住宅の屋根で救助を待ち、自衛隊のヘリに救助された住民2人が搬送先の常総市の石下総合運動公園に到着した。 陸上自衛隊が 要救助者に抱えられた犬を救助しま…

我が家のお宝

夫の友人たちが我が家に集まって飲み会をしたときのことだった。 「なんでも鑑定団」の話題になり、各自のお宝についての話題で盛り上がった。 友人の一人が、 「お宅のお宝は何?」 と尋ねた。 お宝らしきものは何もない。 「そうねえ・・。夫かしら?」 と…

重陽の節句

今日はは九月九日。重陽(ちょうよう)の節句です。 陽(奇数)が重なる日そして、奇数の中でも一番大きな数字9が重なることから「重陽」といわれ、菊の花が咲く季節なので、「菊の節句」とも呼ばれる。 さて、この重陽の節句には平安時代から宮中に伝わる…

あはれ秋かぜよ情(こころ)あらば伝へてよ

さんまのの季節になった。秋刀魚といえば佐藤春夫の「秋刀魚の歌」(『殉情詩集』)が浮かぶ。近代文学館〈〔82〕〉殉情詩集―名著複刻全集 (1969年)メディア: - あはれ 秋かぜよ 情(こころ)あらば伝へてよ 男ありて 今日の夕餉に ひとり さんまを食らひて…

白秋麗々

白秋麗々金風爽籟 菊一輪 素風玲瓏 紅一葉 天空渺々 鳥一羽 白秋麗々 我一人(by ろこ)※秋は人を詩人にする。↑こんな詩を作ってみました。

読書の鎖鎌

眼中の人 (岩波文庫 緑 147-1)作者:小島 政二郎岩波書店Amazon を読了後、芥川龍之介、菊池寛を中心に、狂ったような読書熱に浮かされている。 書評を書く暇も惜しんで読み進んでいる。 芥川作品では芥川龍之介全集より「羅生門」「鼻」「芋粥」「煙草と悪魔…

隠れ家

名古屋郊外にある、とあるカフェ。ここが私の隠れ家。 パリやウイーンのカフェでは客が思い思いの格好でくつろぎながら時が過ぎゆくのを楽しんでいる。 新聞を読むもの、原稿を書く者、本を読むもの。道行く人を眺めながら会話を楽しむなど、カフェ文化のよ…

It rains cats and dogs.

先が見えないほどの土砂降りの雨が降った。 「土砂降りの雨」 英語で言うならこういう表現があるのを思い出す。 It's raining cats and dogs tonight. Two puppies and a kitten have just landed on the window-sill. はJean Webster "Daddy-Long-Legs"の中…

読了本

2月読んだ短編: 『おーい でてこい』星新一著(講談社)、『男どき 女どき』向田邦子著(新潮文庫) 『ナポレオン狂』阿刀田高著(講談社文庫)『地下水路の夜』阿刀田高著(新潮社)、『密会』ウイリアム・トレヴァー著(クレストブックス)『聖母の贈り物…

追悼 鶴見俊輔

日本の近代化を鋭く論じ、戦後を代表する評論家で、哲学者としても知られる鶴見俊輔さんが亡くなりました。93歳でした。 鶴見さんは、政治家で文化人だった鶴見祐輔の長男として東京で生まれ、15歳でアメリカに渡って、ハーバード大学に入りましたが、日…

国民よ、集団リンチはやめて巨悪に目を向けよう!

五輪エンブレムで話題が加熱しているが、デザイナーの佐野氏を国民全部でリンチするような今の状況には違和感がある。 盗作はいけないけれど、その背後にある、五輪の利権で暗躍する連中を糾弾すべきではないだろうか? 広告業界との利権、ゼネコンとの癒着…

久しぶりの晴れの日と菊池寛

終日雨。 水回りの掃除はこんな日に限る。 トイレ掃除に、風呂場の天井と床、壁のタイルに塩素系洗剤をたっぷり浸した雑巾で拭きまわった。 カビが発生すると嫌なので、徹底的に掃除しまくる。 シンクをピカピカに磨きと、掃除の一日になった。 風呂場の天井…

『きの音』宮尾登美子著

きのね(上) (新潮文庫)作者:登美子, 宮尾新潮社Amazonきのね(下) (新潮文庫)作者:登美子, 宮尾新潮社Amazonこの本は十一代市川團十郎をモデルにした長編小説である。 歌舞伎の世界でも一世を風靡した天下の美男、不世出の役者「海老サマ」がモデルである…

今月読了本

荒地の恋作者: ねじめ正一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2007/09/26メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 50回この商品を含むブログ (32件) を見る珈琲とエクレアと詩人 スケッチ・北村太郎作者: 橋口幸子出版社/メーカー: 港の人発売日: 2011/04/18メデ…

『耳ふたひら』松村由利子著を読んで

耳ふたひら (現代歌人シリーズ)作者:松村 由利子書肆侃侃房Amazon 歌人であり、元全国紙の新聞記者であった松村由利子さんが長年住み慣れた千葉県から沖縄、石垣島へ移住した。 第四歌集『耳ふたひら』(書肆侃侃房)を上梓されたというので拝読した。 第一…

『子育てをうたう』松村由利子著

子育てをうたう (福音館の単行本)作者:松村 由利子株式会社 福音館書店Amazon核家族や、シングルマザーが多くなった昨今、子育てでとまどい、悩みを抱えても相談する人がない状態が続いている。 本書は子育ての中から生まれた様々な短歌、妊娠した時のまだ見…

音のない音

思索の時間が静かにすぎていきます。 内なる自分と向き合う静けさは、 音のない音に耳澄ますようなひと時です。

『蜘蛛の糸』

[asin:4101025037:detail] 芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を再読した。 蓮の池をブラブラとあるいていたお釈迦様は、蓮の花の下にある地獄の底をご覧になった。 そこには、人殺しをしたり、放火したり、悪事を働いたカンダタという大泥棒が目に入った。 彼にはた…

ひと切れのピザ

熱々のピザを食べながらあの日のことを思い出した。 長い年月、塾経営と教師をしてきた。 卒業するとき、素敵なレストランでお別れ会をするのが恒例となった。 費用は全て私がもつとしたので生徒はみんなこの日を楽しみにしていた。 まだピザ店は田舎まで進…

『書斎の鍵』を読んで

書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)作者:喜多川 泰現代書林Amazon書斎の鍵 (父が遺した「人生の奇跡」)喜多川 泰現代書林 わずか半日で読了した本である。 読みやすさと、内容の濃さと、おもしろさにぐいぐい引き込まれた。 事故で右手に障害が残ったサラ…

追悼 阿川弘之氏を悼んで

太平洋戦争を舞台に人々の苦悩や悲哀を描いた作家で、文化勲章受章者の阿川弘之さんが2015年東京都内の病院で亡くなりました。94歳でした。 阿川さんは大正9年に広島市で生まれ、東京帝国大学文学部を卒業したあと、予備学生として海軍に入り中国戦線に赴…

『雪と珊瑚と』を読んで

雪と珊瑚と作者:梨木 香歩角川書店(角川グループパブリッシング)Amazon 『雪と珊瑚と』は21歳のシングルマザーが赤ちゃんを抱えて仕事探しをするころから話は始まります。 「赤ちゃんおあずかりします」の張り紙の主で年配のくららという女性にであったのを…

ご無沙汰しておりました。

また復活しました。

『眼中の人』小島政二郎著

眼中の人 (1956年) (角川文庫)作者:小島 政二郎角川書店Amazon眼中の人 (1975年)小島 政二郎文京書房 小島政二郎による自伝的長編小説である。 芥川龍之介、菊池寛、鈴木三重吉などを中心に、大正文士の生態を生き生きと活写して、著者が作家として自分を確…