飛翔

日々の随想です

能登半島地震と原発

地震列島に原発は不要!

能登半島最北部に位置する珠洲市で「珠洲原発」建設計画は、1975年に公表された。
北陸電力中部電力関西電力の電力3社が、中部電力珠洲市北東部三崎町で、北陸・関西電力は北部の高屋町で共同開発(関電が主導)する計画だった。

それぞれ100万kWクラスの原発2基を設けて、2024年に運用を開始する予定だったが、市民たちの長年にわたる反対運動によって2003年に計画がついに凍結された。


珠洲市民の28年もの原発反対運動の闘いがなかったら、福島の原発事故以上の大惨事になっていた可能性が高い。
石川県能登地方では、志賀原発の建設以前に、より北の珠洲市関西電力中部電力、北陸電による「珠洲原発」の建設計画があった。候補地の一つだった同市高屋町は、今回の震源となった地区と隣接する。志賀原発廃炉を求める活動をしている金沢大の五十嵐正博名誉教授は「珠洲原発は住民による根強い反対運動で計画が中止となったが、もし高屋町に建設していたら、大変なことになっていたと思う」と想像する。

また
23年3月、隣接する2号機の再稼働の前提となる新規制基準への適合審査会合で、規制委は「敷地内に活断層はない」とする北陸電の主張が妥当だとし、16年の判断を覆した。「一刻も早く再稼働できるよう心から願っている」と訴えていた。
 まさに今年、再起を図っていた志賀原発だったわけだが、今回の地震は大きな影を落とす。
東京新聞より引用抜粋しました)
原発増強を言う岸田さん、「一刻も早く再稼働できるよう心から願っている」と訴えていた経団連の十倉雅和会長に、今回の地震原発増強への考えを聴いてみたい。