飛翔

日々の随想です

2013-01-01から1ヶ月間の記事一覧

童話作家 新美南吉生誕100年を祝って

今年は児童文学作家 新美南吉生誕100年を迎える。 新美南吉が有名になったのはそんなに昔のことではない。 しかし今では小学校の4年生頃の国語教科書に登場する「ごんぎつね」が有名になり、全国の小学生の胸に感動を刻むようになった。 そして皇后陛下の…

パンドラの箱

年をとれば、煩悩から逃れられると思ってきた。 しかし、年齢を経れば経るほど、悩みはつきないと知った。周りを見渡すと、虚栄や欲望にまみれた老齢の人のなんと多いことかと思う。 これが達観し、悟りを開いた釈迦の様になったとしたらどうだろうか。 人の…

もう少し

一年以上自分の行こうとしている道がどちらの方角かわからないまま歩いてきた。 手さぐりであるいているうち、やっと向こうに明かりが見えてきた感じがする。 人生に回り道も、道草も、あらゆることに意味があることがおぼろげながらわかってきた。 何かがつ…

香りをたどれば

夕食後,夫とウオーキングするのが日課となった。 ウインドブレーカーに帽子をかぶって手袋姿。20分もすると汗がでてくる。 家の周辺には大小の池があり、一周すると一時間ほどとなり、約一万歩。 郊外にあるひなびた池の周辺は都会の喧騒から離れて街路灯も…

ペンは武よりも強し

ペンは武よりも強し。The pen is mightier than the sword.

大地にしっかりと根を張ろう

あなたは、他人と比較して落胆したり、羨んだりしていませんか?自分の根っこを深く太らせましょう。 風が吹いたら倒れてしまうような脆弱な成功は成功ではありません。大地にしっかりと根を張るなら、あなたは実りの豊かさを自覚できます。

好い本 良い文 いい人

読書子にとって本はなくてはならない友なのである。 古書店めぐりは楽しみの一つである。探していた本がひょいと顔をのぞかしているのに出くわすのも嬉しい瞬間である。 かつて東京の中野の古本屋で店主にこっぴどく叱られたことがあった。 持参の本をむき出…

本の効能

牧場へ続く道

日曜日、夫と昼食後小一時間ほど、家の周辺を散歩した。ちょうど一万歩あるいた。 家の周辺は牧歌的。牧場があるのだからまさに牧歌的と云う表現は当たっている。 冬枯れの野原は周辺の牧場へと続く。 竹やぶあり、沼地あり、ため池あり、草が生い茂った原っ…

変装して行く場所とは?

年末から肩こりに悩まされている。 肩こりが背中の肩甲骨あたりにまで及んでいたくてたまらなくなってきた。 眼を酷使していることが原因だろう。 どうにもたまらなくなってかかりつけの医者に行くことにした。パソコンによる眼精疲労だとのこと。頓服を出し…

101歳の詩人 柴田トヨさんを偲んで

98歳で発表した初の詩集「くじけないで」がベストセラーになった詩人の柴田トヨ(しばた・とよ)さんが20日午前0時50分、老衰のため宇都宮市の老人ホームで死去した。101歳。栃木県出身。自宅は宇都宮市。葬儀・告別式は24日午前10時から宇都…

「大寒」と「three dog night」

今日は暦のうえでは「大寒」。 大寒(だいかん)は、二十四節気の第24。 現在広まっている定気法では太陽黄経が300度のときで1月20日ごろ。大寒の朝の水は1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭が多いとか。 インフルエンザが流行して…

詩が生まれる日

寒い中にも明るい日差しが春が近いことを思わせてくれる土曜日。 本を読む楽しさが蘇って嬉しくてたまらない。読みたい本を次々と読んでいくこの楽しさはどうだろう! 茶室の水屋に広縁がある。ひさしを通して日が長く茶室の奥まで入ってくるこの日。 うらら…

梅が枝

梅の花を折りて人におくりける ・君ならで誰にか見せむ梅の花 色をも香をもしる人ぞしる (紀 友則(古今和歌集) あなたでなければ誰にみせたらいいのかしら。この梅の花の、色にせよ香りにせよ、ものの美しさを解するあなただけわかっていただけるのです。 …

「サーモン・マッシュポテト・ガレット」

「サーモン・マッシュポテト・ガレット」 切ると中はこんなふうです マッシュポテトさえ作っておけばあとは簡単な料理です。 「ガレット」というのは小石を意味する語でガレに由来します)。 元は円形で平たく焼いたパンケーキ 。 ヨーロッパでは祝日(1月6日)…

梅干人間

アマチュア無線のタワーに鳥が巣を作った。 タワーは30mもの高さだけれど、これがリモートコントロールで上げ下げでき、下げたときは地上9mの高さになるすぐれもの。そのモーター部分の袋の中に鳥が巣を作った。 以前はアンテナを支えるマストパイプを…

閑話休題

最近トイレに入ると独り言を言ってしまうことにきがついた。 「ああ、私ってダメ!」などと言っている自分に愕然。 これは危険な兆候だ。独り言をぶつぶついうのはよくないらしい。 ある時「ああ、かみさま!」といったとたん、ドアが少しあいてトイレットペ…

右脳を使おう

この季節になるとどうも体調が悪くなるという友人が多い。 風邪ひきもあるが、精神的にも不安定になるともいう。 ものの本によると午前中、太陽の光を浴びると良いとある。 午前中洗濯物を干しながら燦燦とかがやく光を浴びると気持が爽やかになる。 東京は…

天からの声

フルートの音色を天使の声だと言った人がいる。 確かにあの妙(たえ)なる音色は天から舞い降りてくる感じがする。 今朝もモーツアルトの「フルート協奏曲」で目覚めた。 フルートを吹くのはジェームズ・ゴールウェイ。 フルート奏者の中でもジェームズ・ゴー…

出会いという宝物

ノーベル文学賞を受賞したドリス・レッシングの言葉: お金持ちになるか貧乏になるか、楽しく暮せるか、悲しい暮しとなるかは、じつはどうでもいいことなのです。人生で一番大切なのは、どれほど良い人たちと出会えるか、またその出会いをあなたがどれほど大…

自分を認めること

小学一年生から習字教室へ通っていた。 先生はとても美しい人だった。気品に満ちて優雅な身のこなしは子供心にも、魅了されるものがあった。 初めて習字教室へ行った日は、筆の持ち方、書き方、墨のすりかたなど丁寧に教えてもらった。 さあ、書いてごらんな…

人を見る目?

愛犬クッキーが亡くなって4年が経った。 近くのスーパーへ行かなくなった。 なぜなら、スーパーの前が最後にクッキーを診てもらった犬猫病院だからだ。 クッキーを思い出さない日はない。 クッキーは私にしかなつかかない子だった。夫はどんな犬にも好かれた…

許す

「許す」という言葉はとても使うのが難しい。 誰が誰を許すのか? 許す方は何だか高みにたっているようで、許される方はこうべを垂れているようだ。 いつもここまできて思考が行き止まりになる。 親しい人と口をきかなくなって久しい。 心の奥までなじられた…

あるがまま、今ここに、

毎年、植木屋が盆栽の梅を持ってきてくれる。 盆栽が海外では流行しているそうだが、小さな盆栽鉢に梅の古木が植わっているのをみると感動する。小さな空間に庭の梅の古木もかくやと思うような世界が展開しているからだ。苔むした木肌の梅に小さな花芽があり…

七草粥と「七草爪」

明日は七草粥の日。 七草とは1月7日の朝に、7種の野菜が入った粥を食べる風習のこと。 芹(せり)薺(なずな) 御形(ごぎょう) 繁縷(はこべら) 仏の座(ほとけのざ) 菘(すずな)= 蕪(かぶ) 、蘿蔔(すずしろ)= 大根(だいこん) この7種の野菜を…

百人一首を楽しむ

家族そろって食卓を囲んで笑顔がこぼれる食事ほどおいしいものはない。 子供の頃も、お年賀客が引き上げてから、家族でカルタに興じたのが一番楽しかった。 いつも台所でさかさになって働いてばかりの母が、和服の袖をからげてカルタをとる姿が勇ましく、か…

松の内

正月はいつまでかというと「松の内」という言葉がある。 「松の内」というのはお正月の「松飾り」をつけておく期間をいい、最近では1月の7日までのことをいうようだ。 年賀状も15日まではOKなのだが、喪中の時に出す寒中見舞いが6日から。 この「松の…

年頭の誓い

年賀状に「書評家として今年もご活躍ください」というのがあった。 胸を刺されたように痛かった。去年は卒業試験勉強で専門書と教科書しか読まない一年だったから。 そして別の年賀状には「毎日一生懸命のあなたは素晴らしい!」というのがあった。 卒業試験…

着物美人

お年始に、初詣にこんな着物姿はいかが?

年賀状の楽しみ

億の大金が新年早々入ってくる予定だった。 イタリアに別邸を構えて「塩野七味トオガラシ」というペンネームでベストセラーを書く予定だった。 それが当てがはずれて300円しか入らなかった。 入ってくるどころかお年玉を発行するのにほとんどの持ち金が消え…