中谷宇吉郎随筆集 (ワイド版岩波文庫)作者: 中谷宇吉郎,樋口敬二出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2006/03/16メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (9件) を見る中谷宇吉郎は「雪」博士として世界的に有名な物理学者である。また大学時代の…

本好きの中でも古本屋めぐりが大好きな人も多いことだろう。 そこで古書にまつわる本を紹介しようと思う。 それは『せどり男爵数奇譚』せどり男爵数奇譚 (ちくま文庫)作者: 梶山季之出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2000/06/07メディア: 文庫購入: 5人 ク…

遠い朝の本たち (ちくま文庫)作者: 須賀敦子出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2001/03/07メディア: 文庫購入: 4人 クリック: 22回この商品を含むブログ (36件) を見る「何冊かの本が、ひとりの女の子の、すこし大げさに言えば人生の選択を左右することがあ…

海へ行くと貝殻を拾う。好きな詩人 新美南吉は美しくはかない詩、作品を多く書いた。 人は誰でも心のうちにかかえた悲しみをそれぞれに癒したり耐えたりして生きていく。そんな内なる悲しみを貝殻に、心を温めようとする南吉の詩を静かに味わってみたい。 貝…

人との会話の中でふとみせるその人の優しさや温かさに触れるとその日一日がほっこりとする。 それは犬の散歩で出逢う人との会話であったり、花に水やりしているときに話しかけてくる見ず知らずの人だったり、仕事のスタッフが人知れず見せる気遣いの優しさだ…

先月外耳炎になって市民病院へ行った。 予約先行なので突然行っても待たされる。待たされること、何と三時間！！！草のつるぎ・一滴の夏―野呂邦暢作品集 (講談社文芸文庫)作者: 野呂邦暢出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/07メディア: 文庫 クリック: 37…

・涼しさや袂（たもと）にあまる貝のから（一琴） (『古句を観る』柴田宵曲著（岩波文庫）より）夏休みを海や山へでかけて満喫した人がおおいことだろう。 上の句は元禄時代の無名の作家の俳句を集め、評釈した滋味あふれる書の中からの一句だ。海へ行ったお…