飛翔

日々の随想です

2013-02-01から1ヶ月間の記事一覧

友を誇りに思った日

友達といっても、全てを知っているわけではない。私のすべてを友達が知っているわけでもない。 だからそんな友の新しい面を発見すると嬉しくなる。 今日はそんな日だった。 友達は忙しい日々の中、勉強もし、将来に向けて自分を磨こうと努力している人だ。穏…

ハム物語

英国南東部に位置するカンタベリー 英国南東部に位置するカンタベリーにいた頃のことである。 カンタベリーは14世紀にジェフリー・チョーサーによって書かれた『カンタベリー物語』で知られる古い小さな田舎町である。英国国教会の大本山であるカンタベリー…

蕗のとう

今は亡き母恋しくて蕗のとう 人生には思いもよらないことが突然おきたりする。そんなときほとんどの人が気が動転して自分をなくしがちだ。そんな事件がわが家にも起きた。 私は三人姉妹の末っ子。一番上の姉は一回り以上も離れている。 私が生まれたばかりの…

春よ来い、は〜やく来い

仕事仲間と精度を高める会話も楽しい。趣味の仲間との語らいはさらに楽しい。夫の友人を招いての食事会からは、いろいろな世界観を聞くことができて視界がぱっと広まる。 しかし、なんといっても楽しい語らいは昨年のサンフランシスコ・セイブルック大学研修…

過去ログを数時間かけてお読みくださる方へお願い

過去ログを毎日250以上の記事を時間をかけてお読みになってくださっている方へ。 読み捨てていくのではなく、是非、ご感想をいただけるとうれしいのですが。 250以上もの記事を読むのは大変なことです。当ブログをお気に召していただいたからだと思うのです…

ジョウビタキ

ちょっとめげてる金曜日。 泣きべそかけば春時雨 椿の花にジョウビタキ

トラウマからの解放

昨夜は布団に入ってから授業での出来事を思い返した。 授業は「トラウマ」について。トラウマのアプローチとワークをしたが、そのとき、先生がご自分の幼児期の体験をデモンストレーションなさった。 トラウマとは心的外傷体験のことである。 精神科領域でい…

『帆立貝とキャベツの温サラダ』

今日はおいしいキャベツと帆立貝を使った温サラダを作ってみました。 『帆立貝とキャベツの温サラダ』材料(4人前) キャベツ(中心部の小葉)12〜16枚 ブロッコリー8房 帆立貝柱8〜12個 「ドレッシング」 澄ましバター大さじ4 オリーブ油大さじ2 エシャ…

宵待草のやるせなさ

今日は「雨水」(うすい)。 二十四節気の一つで、温かさに雪や氷が解けて雨水として降り注ぐ日。 天文学的には、太陽が天球上の黄経330度の点を通過する時。昔から、農耕の準備を始めるのは雨水が目安とされて来た。また、この日に雛人形を飾附けると良縁に…

思ふ人天降(あまくだ)り来(こ)むものならなくに

今日はひどく寒い一日だった。 ふわりと頬に舞うものがあった。 見上げるとひとひらの雪だった。 遠き空の彼方に、待ち人を想う。 昔の人は通い婚だったので、天気の良い日や,うららかな日などは恋しい人を想って今来るか、今来るかと胸をときめかせていたの…

真紅のルージュ

昨日は美容院でカラーリングしてもらいながらネイリストに爪のお手入れとマッサージ、ネイルをやってもらった。指輪も時計も外して二の腕までマッサージ。腕がこっていることを発見。おどろき。手のリンパも滞おっていて、これは全身の血液リンパの流れをよ…

ひとりの女性に届いた四〇〇通の恋文

日本人の多くは照れしょう。 でも一年で特別の日に思い切って愛する家族に、愛する人に手紙を出してみるのも悪くはないだろう。 それもできない人は↓の本を贈ってみてください。 そしてしおりがわりにひと言メッセージを本の間にいれてプレゼントしてみては…

友の情けをたずぬれば義のあるところ 火をも踏む

本好きの友のブログを読むと私はしじみになる。いや、ちがった。しみじみしてくる。自分の読みの姿勢を正される。 目の前に無窮の世界が広がっていることに気がつく。いい友を持ったと嬉しくなる。いい人、いい文、いい音楽に出会った日は一日心が潤ってしみ…

ジギルとハイド

最近常軌を逸している自分がいて困っている。ジギルとハイドが葛藤している。 こんな尋常でない私を描いてみたら面白いものが書けそうだ。 ただいま短編小説に挑戦中。

生涯熟読玩味しても読みきれない書物

菜の花の苦味や、せりの香り、蕗のほろ苦さがおいしいと思うようになったのはいつのことだったのだろう。人生のにがみだけは知りたくないものだが・・・。 夫婦という最も身近な他人と生活するということは考えてみれば冒険だ。 環境も育ちも違う赤の他人が…

警策(きょうさく)をいただく

最近寒いせいで(寒くなくてもだが)手抜き料理が多い。 夕食の支度に取り掛かろうとしたら、夫がたまには手抜きでないものが食べたいと言い出した。 めったに文句を言わない人なので、よほど手抜きに腹が立ったのだろ。 ご馳走でなくていいから、ごく普通の…

いちご大福

夕食時のおかずを作りながら「苺大福」も作ったので大忙し。 15個も作ったけれど半分はお隣へ。 材料(15個分) 白玉粉100g 上白糖150g 水200cc 極上白練りあん300g 苺15個 餅取り粉少々 準備 バットに餅とりこ(片栗粉でも良い)を全体にふりかけ…

ストロベリーフィールド

苺の愛らしさはたとえようがない。 幼い頃母が庭で苺を作っていた。 小さく赤い果実は子ども心にも愛しいものとして心に残ったものである。 不思議なことに雑草の中で栽培すると良く実をつける。 朝摘みの苺は瑞々しく酸味があり口の中いっぱいに爽やかさが…

親友の本

高校からの親友がエッセイ集を出版した。 帯付きの文庫本。内容が素晴らしくて読了後、しばらくじっと今読んだ文章たちを思い返して反芻していた。 読後の感想をメールで送った。 大学を卒業後、それぞれ社会で活躍しているが、専業主婦となった私や彼女は、…

立春大吉

「立春」は光の春ともいわれている。明るい陽射しが射すかと思いきや、朝から春雨。光りはまさしく春の近いことを教えてくれるけれど、空気は冷たく、昨日までは雪が舞う地域もある。 この何とも曖昧な月に真っ赤なイチゴが出回ってその愛らしい姿にめまいす…

節分

今日は節分。 節分(せつぶん、または、せちぶん)は、各季節の始まりの日(立春・立夏・立秋・立冬)の前日のこと。節分とは「季節を分ける」ことをも意味している。江戸時代以降は特に立春(毎年2月4日ごろ)の前日を指す場合が多い。 豆を撒き、撒かれた…

好文木

今日から二月。如月。 梅の季節になった。 梅は桜のようにはなやかではない。けれどその気品に満ちた風情と馥郁(ふくいく)とした香りがあたりを静謐にする。 寒さが残るなか、昔の人はこうもうたっている。 ・梅一輪 一輪ほどのあたたかさ 芭蕉の句、 ・梅…