飛翔

日々の随想です

2014-01-01から1ヶ月間の記事一覧

梅が香に追ひもどさるる寒さかな

明日からは如月である。 寒さが残るなか、昔の人はこう詠っている。 ・梅一輪 一輪ほどのあたたかさ 芭蕉の句、 ・梅が香に追ひもどさるる寒さかな こうして春は三寒四温をくりかえしながら花に暦を教えるようにやってくる。 そう言えば梅の異名を知っている…

箸おきと銀の食器

高校・大学を通して同じ学び舎だったS子とはいまだにメールで切磋琢磨しあっている。一人でこつこつ勉強しているとくじけそうになるが、友もがんばっていると思うと励みになる。 大学に入るとき、父がこういった 「本を読め。生涯の友をつくれ」と。 生活に…

水ぬるむ時

名古屋市内「白鳥公園」でのスナップ 左から二羽目のすずめはお尻をあげて頭から水に突っ込んで頭と顔を洗うのに夢中。 水ぬるむ春はもうそこかしら?

刀折れ矢つきた

刀折れ矢尽きにけり。

逢魔が時(おうまがどき)

読書しようとページを開くと睡魔がそうはさせじと私を襲う。 「逢う魔が時」(おうまがどき)という言葉がある。 「新明解国語辞典」によれば: 「逢魔が時」(大禍時)の変化=夕方の薄暗くなった時分の意の雅語的表現とある。 ずいぶん昔、挿絵付きで河童(…

負荷をかけ負荷をかけ人は美しくなる

ここのところ、落ちこみ過ぎて、どん底。 気持ちを立て直すために美容院へ出かけた。 ショートヘアをさらに短く切った。 「ローマの休日」でヘップバーンが長い髪を切って「自由。自立した人間」としての象徴としていたけれど、確かに髪の毛の長さやスタイル…

ピンチの時

どっと落ち込んでいる昨日今日。 弱り目に祟り目。 こんな日はこんな詩を読みたい。 ピンチの時のお願い 小林育子 「つらい時は泣けよ」って 力強くいって下さい 無理やりいいとこをさがして ほめて下さい 「あした宇治金時食べよう」 とか ちよっと先の 未…

無念

鍬の刃になりて凍土を耕せど 春待たずしてこぼれおちたり 泣きたい気分now.

精神を耕す

culture(カルチャー)という単語は文化と云う意味もあるけれど耕すという意味もある。 上質なもの、文、芸術作品、音楽は精神を耕すものだと痛感する昨今。 にごってきたないものからまなざしを上にあげて美しく清いものだけを見ていたいと思うことがある。…

シャンパンとチョコレート

チョコレートはヴァレンタインの日でなくとも贈り物としては好適なものだと思う。 昨今では女性も賢く洗練されてきて、自分への贈り物として極上のチョコレートを買う人が多くなったという。 チョコレートはアンチ・エイジング効果があり、カカオ・ポリフェ…

川柳と人間の悩みの種

川柳の三要素は「可笑しみ」「穿(うが)ち」「軽み」だそうな。 「可笑しみ」は分かるとして「穿(うが)ち」は何だろうか?一つの言葉で多くを語ったり、的を得た表現をしたりすることという。 日経新聞のコラムによれば、「穿ち」の例をこう説明している…

カレーの日

1月22日は「カレーの日」だそうな。 1982年に全国学校栄養士協議会で1月22日の給食のメニューをカレーにすることに決められ、全国の小中学校で一斉にカレー給食が出されたことにちなむそうです。 というわけで、我が家でもカレー。カレーを作るのはいつも夫…

結果

早朝病院へ行ってきました。 土曜日に救急外来に入ったせいか、診察は意外に早く順番が回ってきました。 病名は同じで尿管結石。石を溶かす薬が効いたせいか、痛みもなく 嘘のように元気いっぱい。 石が出てしまえば良いわけなので、薬を飲みつつ様子を見る…

大寒

今日は暦のうえでは「大寒」。 大寒の朝の水は1年間腐らないとされており容器などにいれ納戸に保管する家庭が多いとか。 お鍋料理を囲んで身も心もあったかくしたいものです。 日本列島すっぽり寒気団に囲まれて雪化粧の地域が多い。 雪はすべてのものを覆い…

結石

昨日の朝8時から右脇腹が痛かった。 我慢していたら夜8時になって激痛に変わって慌てた。 なぜなら土曜の夜8時。 救急車呼ぶのもはばかられてお腹をくの字に曲げながら病院に電話。 すぐに来いというので入院の時のパジャマなどの準備を家族に伝えて病院に…

陽はまた昇る

アンコールワットに昇る朝日 アンコールワットの遺跡群の石の建築物や、緻密なレリーフをみるにつけ、 クメール文化の水準の高さに舌を巻く。 侵略され戦争続きで疲弊した経済もゆっくりと上向いているベトナム。 アジアの友人としてベトナム、カンボジアに…

「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」

我が家の書籍はたまる一方で、貯金は減る一方です。 本は捨てることができないものですね。 それでも読まないものは断腸の思いで処分することにしました。 ブックオフだと二束三文。 「陸前高田市図書館ゆめプロジェクト」というのがあります。 http://books…

 阪神大震災から19年

阪神大震災から19年。お亡くなりになった方々のご冥福を祈ります。

満月

月に祈ろうという気はおきない。 亡き母につぶやいてしまった。 「お母さん、助けて」

菊とハム

日本海側は毎日雪マークがつく天気予報だが、太平洋側は晴れ。空気が乾燥して静電気のパチパチにやられる。 寒いと外に出るのがおっくううになる。炬燵で丸くなって、本を読む。 時々おせんべいをかじりながら渋茶をすする。 こんなおいしい日々はない。 ス…

蝋梅の花

夜寒い中、夫とウオーキングを楽しんでいるとふとどこからかなんともいえない香りが鼻先をかすめた。 夜のことゆえ目をこらすまえに鼻を頼りに香りの元をさがす。すると夜目にも麗しき黄色い輝き。 蝋梅(ろうばい)の花だ。 名前のとおり蝋細工のような小さ…

新成人に託す

今日は成人の日。 事業主であり教師でもあった数十年の間、大勢の生徒さんを迎え、送り出してきた。 最長期間我が校に通ってくれた子は幼稚園の時から高校三年までの13年間。 今、その子は、私が創立した学院の後を継いでくれている。 毎年成人式の日になる…

冬薔薇(そうび)

冬の庭は何も咲いていないかと云うとそんなこともなく、冬には冬の花がけなげに咲いている。 特に冬薔薇(ふゆそうび)は美しい。 ・冬薔薇(さうび)石の天使に石の羽根 中村草田男 さざんか ・山茶花のここを書斎と定めたり(子規) 南天 ・南天に雪ふきつ…

鉢に咲く梅

毎年、植木屋が盆栽の梅を持ってきてくれる。 盆栽が海外では流行しているそうだが、小さな盆栽鉢に梅の古木が植わっているのをみると感動する。 小さな空間に庭の梅の古木もかくやと思うような世界が展開しているからだ。苔むした木肌の梅に小さな花芽があ…

Eliane Elias

Dreamerクリエーター情報なしRCA Victor 連休にはこの人「Eliane Elias」の曲でたゆたってみてはいかがでしょう。

three dog night

寒波襲来だそうです。 Three dog nightという'70年代のシンガー・グループがありましたが、three dog night というのは、"極寒の地で暮らす人が、寒い夜は犬と一緒に寝て暖をとっていたのが、犬が三匹いないと間に合わないくらい寒い夜だというものです。 …

「過大解釈」と「過小評価」

ある国家試験に挑戦して合格しまた!しかも想像以上の高得点でした。 自分ではできなかった箇所ばかりクローズアップするので、できなかったと嘆いていたので、飛び上がって喜んだ。これって「認知の歪(ゆが)み」のいい例です。 つまり「過大解釈と過小評…

「お汁粉」と「善哉(ぜんざい)」

今日は朝から雨。 今日のおやつは「お汁粉」 私は関東出身なので「お汁粉」と言います。「お汁粉」はつぶあんで、汁ありを指しますが、「ぜんざい」とよぶところもありますよね。お雑煮と同様に、おしるこも地方や家庭によって様々な呼び方や種類があるよう…

詩がひとつ生まれそうな日

寒い中にも明るい日差しが春が近いことを思わせてくれる今日。 茶室の水屋に広縁がある。ひさしを通して日が長く茶室の奥まで入ってくるこの日。 うららかで、のどか。つくばいの横には紅梅が枝を伸ばしている。ここから眺める庭の風情は私の心まであたため…

「七草粥」と「七草爪」

明日は七草粥の日。 七草とは1月7日の朝に、7種の野菜が入った粥を食べる風習のこと。 芹(せり)薺(なずな) 御形(ごぎょう) 繁縷(はこべら) 仏の座(ほとけのざ) 菘(すずな)= 蕪(かぶ) 、蘿蔔(すずしろ)= 大根(だいこん) この7種の野菜を…