飛翔

日々の随想です

「過大解釈」と「過小評価」


ある国家試験に挑戦して合格しまた!しかも想像以上の高得点でした。
 自分ではできなかった箇所ばかりクローズアップするので、できなかったと嘆いていたので、飛び上がって喜んだ。これって「認知の歪(ゆが)み」のいい例です。

 つまり「過大解釈と過小評価」という認知の歪(ゆが)みです。
 これは自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価する。逆に他人の成功を過大評価して、他人の欠点を見逃すものです。
 
 私はいつでも、「私はダメだダメだ、○○さんは素晴らしい」と言い続けてきました。
 こう言い続けるとどうなるかというと習慣化(学習)してしまい、いつのまにか自然と湧きあがってくる思考になってまざまな場面で反射的に繰り返されるようになります。その結果どうなるか?
 偏った思考・行動を繰り返すことになりがちなのです。
 
 こうなってはいけないので、論理療法では、この自動思考(自然とわきあがってくる思考)に気づき、その内容を修正することによって、悩みを減らし、日常の中で喜びを感じながら生活できるようカウンセリングします。
 試験終了後、私は、セルフ・カウンセリングをして、この認知の歪みを直してみました。
 それはこんな方法です。

 私は努力した分、それなりの結果を得ることができた。今までもそうであったように、今日の結果が証明したように、 努力した分、良い結果をいつも私は得ている。私はやれる!今日それは証明できた。「やれた!!」いつだって、私はわたしでいい。人と比較することはもうしない。
 きもちがすっきりとして、手応えを感じました。
  セルフカウンセリングでした。

 いかがでしょうか?あなたも、自分の失敗を過大に考え、長所を過小評価したり、逆に他人の成功を過大評価して、他人の欠点を見逃したりしていませんか?こんな風に自分を制限して、かたよった思考・行動を繰り返していませんか?
  
 自分を過小評価して他と比較して落ち込んだりしていませんか?
 こんな認知の歪みを修正して悩みを減らして、日常の中で喜びを感じられるようになるといいですね。