2010-06-01から1ヶ月間の記事一覧
「海には波があるように、人には言葉がある」 これはある人から私がもらった心に残る言葉だ。 私が「言葉を取り戻した」その日はまぎれもなく「2004年5月」。 それまで自分の気持ちを言葉で綴ることがなかった。長い沈黙の時代が過ぎ、はじめて私も何か書い…
ゴン狐はよほど私のことが好きなようだ。 狐の足跡がくっきりとその所在を教えてくれる。「そらいろ」から「言葉」へとくっついてきて、今またここへ。何時に来たのかまで足跡は教えてくれる。いつまでもしがみつかないで欲しいものだ。ストーカー行為はよし…
黒岩比佐子さんのトークイベントが東京の古書会館で行われた。残念ながら行くことができなかったがTsubuteさんの日記でその様子を知ることが出来て嬉しかった。 病をおして執筆に全力を注ぐ様子は黒岩比佐子さんのブログからもうかがえる。多くのファンがエ…
今まで文を粗末にしてきたことに気がついた。駄文の垂れ流しだ。丁寧に文を書くと言うのは、丁寧に生きていくことに繋がる。
とうきょうへ行きたしと思えども東京はあまりにも遠し。 明日は東京の古書会館で黒岩比佐子さんのトークイベントがある。東京へ行きたしと思えども、東京はあまりにも遠し。 東京は私の育った所なのに、遠い。あまりにも遠すぎる。新幹線なら、ものの2時間で…
雲の誕生―有元利夫作品集作者: 有元利夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2003/08/01メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見る 38歳という若さで世を去った画壇の寵児、有元利生。限定制作であったオリジナル銅版画集「NOTEBOOK](8…
今夜は眠らない人が多そうだ。 サッカー。日本対デンマーク戦である。 我が家のサッカー小僧は鉢巻をして、メガホンをもって応援体制万全である。 日本全国のサッカー小僧諸君、いや、皆さん!応援しましょう!
文士のたたずまい 私の文藝手帖作者: 豊田健次出版社/メーカー: 武田ランダムハウスジャパン発売日: 2007/11/22メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 11回この商品を含むブログ (8件) を見る 野呂邦暢の才能を愛した文人は多い。 向田邦子もそのうちの一人だ…
黒南風(くろはえ)や 心の窓も閉じにけり ろこ
別ブログで書いた記事をそっくり自分のブログに書きたいから認めてくれという要望があった。 日記の記事をそっくりそのまま書き写して自分の記事にすることに意味があるのだろうかと不可解になった。書くと言うことはそれなりに意図を思って書く行為である。…
軒伝う雨のトレモロ小刻みに 君恋うわれの鼓動にも似て
人間は知恵を結集して月まで行ってしまった。それどころか、最近では月よりも遠い小惑星に探査機を飛ばし回収する快挙までなしえた。すごいものである。では人間以外の物、植物はどうだろうか?植物だって相当の知恵者だ。 草花は手をかえ品を変え種(しゅ)…
ジョイスを読む ―二十世紀最大の言葉の魔術師 (集英社新書)作者: 結城英雄出版社/メーカー: 集英社発売日: 2004/05/14メディア: 新書購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (9件) を見る6月16日はアイルランドでは「ブルーム デー」なる祝祭が行…
真夏日が続く。 今日は朝顔の苗を買ってきた。濃い紫と赤。 毎年、父と母は朝顔を植えて夏の朝に咲くのを楽しみにしていた。これは二人が新婚のときからの慣習となっていたというから長い夏の楽しみである。 朝顔をみると夏が来たなあと思う。 ・朝顔につる…
今年の目標は随筆を中心に読むことと、能舞台を初めとして歌舞伎、演劇といった舞台芸術をたくさん観ることをかかげている。いつもお世話になっている劇作家の先生の舞台を今のところは見てきたが、今日は三島由紀夫作 近代能楽集より「葵上・卒塔婆小町」美…
嬉遊曲、鳴りやまず―斎藤秀雄の生涯 (新潮文庫)作者:中丸 美繪(unknown)Amazon 小澤征爾指揮ウィーンニューイヤーコンサートが衛星放送で世界中に映し出されたとき、ついに日本人指揮者もここまできたかと感慨深かったものである。 その小澤は『斎藤先生がい…
(その1) 昔学習塾の雇われ教師をしていたことがある。 そこの経営者がなけなしの頭をひねって塾のPR作戦を練った。その一つに鉛筆に塾の名前を入れて生徒に配ってみてはどうだろうかと聞かれた。 「そんなことをしても何の宣伝にもなりませんよ」「だっ…
一記者の問いに「あなたとは違うんです」と言って辞任した元首相がいた。それを言いたかったのは記者のほうではないか! また、踏襲を「ふしゅう」と読んで演説した首相もいらっしゃった。さらに首相声明を何ページも飛ばして読んでもわからなかった人もいる…
稽古しているお能の師は毎年二回ほど弟子たちと旅行へ行く。 人間国宝とご一緒できる旅などめったにできるものではないので皆大喜び。 勿論お能にちなんだところへの旅である。 お能版「歌枕紀行」のようなものである。 福島と四国に行く予定となっていたが…
毎日草木に水やりする。小一時間ばかり費やす。面倒といえば面倒であるけれど、花を終えた花がらを摘んで次の花に交代させるのを楽しみにする。水をやるととたんにしおれていた花がしゃんとするからすごい。 花も実もならないうちに辞任した人がいる。政治は…