飛翔

日々の随想です

東京へ行きたしと思えども

 とうきょうへ行きたしと思えども東京はあまりにも遠し。
 明日は東京の古書会館で黒岩比佐子さんのトークイベントがある。東京へ行きたしと思えども、東京はあまりにも遠し。
 東京は私の育った所なのに、遠い。あまりにも遠すぎる。新幹線なら、ものの2時間で行けるが、・・・。黒岩さんは病をおしてのトークイベントだ。
 今日は彼女の新刊『古書の森 逍遥』(工作舎)が届いた。
 何はさておいても駆けつけたかったが、・・・。
 本を愛する人。特に古書への想いの深さを知る本である。
「古書を古読せず、雑書を雑読せず」とある。
 このところ、心が重く晴れない日が続くが、黒岩さんの本を読むと、自分の人生のよりどころをぶれずに生きてきた人の芯の通ったすがすがしいまでの道がみえる。本を読むということは何か。古書の森を逍遥する喜びが伝わってくる。明日、立見席で良いから予約すればよかったと悔いる。かの人はきっと行くだろう。感想をうかがうことにしよう。