飛翔

日々の随想です

親友の本

高校からの親友がエッセイ集を出版した。
 帯付きの文庫本。内容が素晴らしくて読了後、しばらくじっと今読んだ文章たちを思い返して反芻していた。
 読後の感想をメールで送った。
 大学を卒業後、それぞれ社会で活躍しているが、専業主婦となった私や彼女は、主婦をしながら、自分の専門分野を磨こうと努力してきた。努力は形になって現れる方が良い。
 一冊の本となって出版された彼女の本は、完成度の高い純度の高い作品である。精緻でいながら柔らかく優しい文体は彼女の持ち味である。
 一冊の本の中に時代があり、ひとりの女性の半生がにじんでいた。