愛犬クッキーが亡くなって4年が経った。
近くのスーパーへ行かなくなった。
なぜなら、スーパーの前が最後にクッキーを診てもらった犬猫病院だからだ。
クッキーを思い出さない日はない。
クッキーは私にしかなつかかない子だった。夫はどんな犬にも好かれたのに、クッキーにだけは噛まれ続けた。
クッキーの趣味は夫をかむことのようですらあった。
そんなことを思い出していたので、私が夫に
「クッキーは人間を見る目があったのよ。善い人が分かるのよね。それに美人が分かるのよ。だから私のことが好きだったのよ」 と得意そうに夫にいうと、
夫が「そうかもしないねえ」と反論する様子もなくしんみり。
「でもさ!クッキーが好きな犬友だちってブルドッグだったよね」とひと言!