飛翔

日々の随想です

ブラジル式結婚式

寒いけれど、晴天の今日、日本語を教えているブラジル人一家の長女が結婚した。
新婦の両親は離婚。両親ともその後再婚。新婦と弟は母がいる日本にやってきて母の再婚相手と暮らすことになった。その一家に私が日本語を教えることになった。
 結婚することになったのは長女のジェシカ20歳。
 ブラジルからジェシカの父と再婚相手、連れ子が結婚式に参列するために来日。元の妻の家に元の夫と再婚相手が泊まるという奇妙な事態になったのだから複雑。
 式の様子をスナップした様子を紹介しよう。
 バージンロードに親族が次々と入り、幼い男の子と女の子が指輪のカゴをたずさえて入場。


 次に少女二人が籠の中の花びらをバージンロードに撒いて清める。

 新婦が父親の手にひかれてしずしずと歩いてくる

 まだ20歳という初々しく、絶世の美女の新婦が父親の腕に手を置いて、こみあげてくる

涙をこらえながら歩いてくるようすに私までもらい泣きというか、感動の涙がこぼれた。

 20歳と24歳のカップルの純粋な愛情のまなざしが本当に美しく胸に迫る。

 新郎のこみあげてくる涙が止まらない様子は、男の涙の中でも最も清く美しく写った。


結婚式に参列したみんな。

誓いの言葉を交わす二人

指輪の交換をし、指にキスをする新婦

口づけ

晴れて夫婦になった二人

左は新婦の実の母(ロージー)。右は実の父


式に参列した若いブラジル人女性たち

 というわけで、初々しいカップルの誕生を目の前にすると、ちょっと前の私の結婚式を思い出す。もう忘れてしまった当時の初々しい気持ちや新しく夫婦として出発するときめきがよみがえってくる。
 純粋に愛し合うカップルの誕生に立ち会うことができた今日の日を祝いながらふと来し方を思い出すのだった。