飛翔

日々の随想です

今年最後の大ポカ!


今日で今年最後の勉強会が終了である。
 電車に乗って、「あっ」と声をあげそうになった。
 今日原稿締切のものが一本あったことを思い出したのだ。すっかり忘れていた。草稿すら練っていない。
 しかし、もう遅い。今年最後のぽかをやらかした。一週間でやることが山のようにあり、原稿も書くものがたくさんあった。プレゼンテーションの文案を考えることも毎回あった。言い訳になるが、先回の原稿提出で最後だとばかり思っていた。
 今夜は徹夜で書いて明日宅急便か、メールで送るとしよう。
 今日の勉強会はさすがに年末とあって出席者が少なかった。
 勉強会は人間観察をするのには格好の場だ。さまざまな人がいて、さまざまな考え方がある。それを束ねる先生の技量も見どころである。先生の今日の話はアニメーションの話だったが、説明する先生の表情や手振り身振りが生き生きとしていて、舞台を見ているようにうまい。芝居を語らせたら朝までしゃべっていそうだ。
 文章というのは怖いものだと痛感した。文章でいくら華やかな生活を書いていても、その裏に潜む虚栄や虚構や、人間の厚みや、思考の浅さや深さまで現れてしまう。
 今日読みあげられた原稿の中にはそれが如実にあらわれていて大変参考になった。人間の種類とでもいおうか、思考のありようが手に取るようにわかって、芝居以上に面白かった。先生に言わせれば、それを芝居に起こすのだという。
 私のつたない原稿を読んだ先生はたちどころに芝居の脚本の構想が出来上がってしまったのだから凄腕である。
 芝居のネタはどこにでも転がっているということだろう。恐れ入った勉強会だった。
 
 さて、年末だというのに、のんきに勉強会にでてなどと思われかねないが、実はそうだ。のんびりと息抜きしてきた。
 思い切って外へ出ないと主婦はいつまでもきりがない家事に追われる。もっとも、学校へ、イタリア語のレッスンに、勉強会にと出かける私はとても立派な主婦とは言えないが。
 明日からは、またさかさになって主婦業をして、年末の家事にいそしむことにしよう。
 そうそう、言い忘れたが、午前中市場でお正月の料理の材料を買い込んだので、まんざらぐーたら主婦でもない。な〜んて、言い訳しても、もうとっくにここをご訪問の読者には私のダメ主婦ぶりは承知の助であろう。
 では、明日出す原稿を書くとしよう。