飛翔

日々の随想です

瞑想と肩凝り


私は強度の肩凝りに悩まされて久しい。
 医者に筋肉の凝りをとる薬を処方してもらっている。漢方薬も。しかし良くなる傾向はない。
 それが瞑想教室に行った日だけ、肩こりが薄れる。不思議だ。全身と心。すべて脱力して瞑想する。
 私は長年、姑との葛藤に苦労してきたせいか、何か言われないよう、どこかに落ち度を指摘されないよう身構える癖ができたのだろうか。全身に力が入って、時には内臓にまで力が入って、全身で防御しているような体制になってしまった。
 今、すべてから解放されても、まだ身も心も力こぶがはいっている感じがする。
 それが指導者の導くまま、すべてを信頼して、大地と天と自分が一つになるような気持ちでいると、ふんわりと力が抜ける。
 瞑想したあと、肩の痛みが薄らいで安らかな気持ちの中にいる。一日数分しかできないけれど、決まった時間瞑想するようにしている。
なんのきまりもない。ただリラックスして目をつむり、何か想念が浮かんだら捨てていくだけである。
 まだ瞑想するようになって日が浅いので、瞑想とはと定義するだけのものは私にはない。
 ただあるがまま。今、ここにを標榜するらしいが、まだ深いところはわからない。
 一日の中で、何も考えず、静かに目をつむる時、広大な宇宙の中の点のような自分を鳥のように俯瞰する瞬間でもある。