飛翔

日々の随想です

台風と指導法

今、午後の5時34分。外は暴風で荒れ狂っている。東海地方はこれから暴風圏に突入か?
 午前中は学校でビデオ撮りがあった。そのあと、クラスメイトと二人でカレー店でランチをとりながら、雑談。
 授業の中で先生の厳しい糾弾にも似た指摘に涙がこぼれたことを友人が吐露。私も憤りにも似たものを感じた。
 私も曲りなりにも教師生活を数十年やってきた。生徒を指導する時、特に厳しく悪い点を指摘する時は神経を普通以上に払ってきた。クラスの中で面罵に近いことをしたり、恥をかかせることがはたして指導と言えるだろうか?
 生徒の心をずたずたに傷つけてまでする指導とは何だろうか?
 外は風と雨が叩きつけるように、荒れ狂っている。私の心も荒れ狂う風のようにうなりをあげている。
 この台風が日本列島に甚大な被害をあたえないでくれと祈らないではいられない。
 風よ吹くのをやめよ!雨よやめ!
 ベートーベンの「テンペスト」を狂ったように私は弾く。