飛翔

日々の随想です

『だいたいいくつ?』

例えばスパゲティーをゆでるのに、一人前の量のパスタはどうやってはかっていますか?
 私は親指と人差し指で輪を作って一人前としています。約100gぐらいです。
 また食事のカロリー計算をするときはご飯茶椀半分が約50gで一単位などと頭の中で見積もって一日の献立のカロリー計算をします。家から駅まで何キロかは自分の一歩の歩幅を知っているとすぐ計算できます。
 また雷が鳴るとぴかっと光ってから雷鳴がするまでの時間を指を折って数えました。雷が光ってから音が伝わるまで1秒=340mですので光ってから5秒後に音が聞こえれば340×5=1700m(大体2km先)などと計算したものです。
 そんな大体の目安や、見積もりが頭に入っていると日常の数に対する把握が容易に出来て便利ですし、楽しいものです。それを絵本にしたらどんなに楽しいでしょう!そんな絵本を紹介しましょう。

作者はブルース・ゴールドストーン。翻訳は松村由利子です。
 数が苦手と言う人や数えるのはまっぴらという人にお奨めです。勿論お子さんと一緒に絵本を見ながら、アヒルの数を数えてみてはいかがでしょう。きっと目からうろこが落ちます。なぜかって?だって一万羽以上のアヒルの数があっというまに数えられるようになるからです。つまり少数の単位のかたまりが大体どれぐらいかを知れば、一万だろうが、百万だろうが、おおよその見当はつくようになるからです。
 先ずはてにとって大人も子どもも見てみましょう。明日からちょっとした得意技の一つになることでしょう。
※翻訳者の松村由利子歌人であり、元新聞記者だった人ですが、子どもの本も出しているのです。