飛翔

日々の随想です

一個の人間


 今日は成人の日。成人の日にこんな詩を:

 

一個の人間武者小路実篤


自分は一個の人間でありたい。



誰にも利用されない



誰にも頭をさげない



一個の人間でありたい。



他人を利用したり



他人をいびつにしたりしない



そのかわり自分もいびつにされない



一個の人間でありたい。

(以下略)(『武者小路実篤詩集』より)




 今日「成人の日」を迎える成人の皆さんと親御さんのことを想う。
 景気不景気と変動の多い平成の御世。20年間を無事に育った子供を見る親の気持ちはひとしおのことだろう。
 二十年間育ててくれた親に感謝の気持ちを伝えるのが「成人の日」にする真っ先のことだと私は思う。
 感謝の気持ちはすぐに伝えること。「ありがとう」を惜しんではいけない。どんなときにも、誰に対しても。今日はご両親に「ありがとうございました」と感謝の気持ちを伝えてほしいと思う。