飛翔

日々の随想です

大好きな人にまっすぐな心を伝えよう



 天変地異による災害で、想像もしないことが起きる。
 災害だけでなく、事故や病気になることもある。
 そういう私も入浴中にくも膜下出血で入院。後遺症もなく今に至るのは奇跡のようだ。
 そんな体験をすると、今、思っていること、感謝していること、大好きだということなどは、言うべきだと思うようになった。
 家族にも、友人知人にも。
 まして伴侶には、言わずして、もしものことがあったら、取り返しがつかない。
 だから、素直な気持ちを伝えることにしている。
 ヴァレンタインの日に限らず、自分の気持ちはまっすぐに伝えたいものだ。

 品物などでなく、できたら言葉で伝えたい。
 私が生涯支えになっている言葉がある。
 それは母の言葉だ。
 「あなたはお母さんの宝物よ」
 いつも、言ってくれた言葉だ。
曲がりそうになった時、くじけそうになった時、いつでもこの言葉は私を支えてくれた。
 父親の愛情を信じられなかった私だけれど、ねじ曲がらず、まっすぐ、屈託のない、明るい性格になったのもこの言葉があったからだと思う。
 言葉は心の発露。
 心の真ん中からまごころこめて放たれた言葉は生涯の支えになる。
大好きな人にまっすぐな心を伝えよう。
ヴァレンタインの日が男女を問わず、自分のまごころを伝える日であったらいいと思う。
 チョコレートでなく、言葉を。