飛翔

日々の随想です

相模原の障害者施設殺傷 事件


「視点(相模原の障害者施設殺傷 事件)」
世の多くの人たちは、「弱者」とは障がいや病気を持っている人、子供や老人・・・などと、自分たちではなく特別な人たち、だと思わされているようです。
しかし、そうではありません。
地球上、わたしたち人間は、障害者、病人、健常者、すべて含めて「弱者」なのです。
 つまりわたしたち人間は全員「弱者」なのです。
だから「弱者」である地球上の人類すべてがこの「弱者」を生かすために知恵を絞って「共に生きていく」ことが必要なのです。
 けれども、今の社会では強いこと(スポーツも学問も経済活動等も)が最も価値あることとされ、強い身体と精神力を持つ者が称えられています。
 社会で弱い立場にある人は、自分をダメな人間と思いたくないので、もっとダメな人を見下そうとします。
 障がいのある人をお世話するには、本当の優しさが必要なのに、これを身に着けること無しに、また劣悪な労働条件でそれを「やらされ」ると、強いストレスになるでしょう。
 自分や相手の「弱さ」を肯定できる社会、そんなことを学習できる世の中になってほしいです。