飛翔

日々の随想です

門出と飛翔

7年間ほとんど毎日書いていたブログの筆が止まってしまいました。
 卒業審査のためのビデオ撮りに腐心していたからです。
 心理カウンセラーの資格を取り、今度は心理療法士の資格を得る最後の審査がやってきました。
 カウンセリングをしているところをビデオに撮り、そのビデオを見て審査員が心理療法士として適切なカウンセリングができているかどうか、適切なワークを説明できているかどうか、ワークの誘導ができているかどうか、総合審査されます。
 クラスのみんなとカウンセラー役とクライエント(相談者)の役になり、実際のカウンセリングをします。
 ビデオ審査のためのカウンセリングとはいえ、カウンセリングを重ねるたびに、人がみんな持っている自己解決能力がひきだされ、どうしたいのかという目的が達成されて行くのを見るのは、感動します。
 私のカウンセリングはうまくできたのですが、撮ったビデオを見てびっくり!ズームになってしまっていて、首から上が切れている!
 内容は良いと先生からお墨付きをもらったのですが、これを審査に出すことができない。そこで最後の挑戦が火曜日に行われました。自分ではとつとつとしたもので自信がなく、不安でいっぱい。
 先生にスーパヴィジョン(撮したDVDを見ながら、アドヴァイスをもらう)をしてもらいました。
 専修科時代よりも、さらに良いカウンセリングができていると褒められて我が耳を疑いました。
 さらに信じられないような嬉しい言葉を頂戴したのですが、それは私の宝物にしたいので、ここでは書きません。
 もちろん、苦言もいただきました。改善すべき点も指摘され、これもまた私の宝物になりました。
 これで晴れて卒業です。
 クラスの中にはカウンセラーの仕事が決まった人もいます。卒業と同時に新しい出発。門出になります。
 私も尊敬する先生からの苦言とアドヴァイス・少しの褒め言葉を宝物として推進する力にしたいと思います。
 街には袴姿の女性が目につきます。卒業式と謝恩会の季節。そして四月は入学・入社・昇進や昇給・転勤・栄転・左遷(?)の月。
 新たなる門出に幸(さいわい)あれ!

 人間の可能性は無限大だと、かつて、塾の教師をしていたころ、子供たちに言ってきた。キラキラする瞳に映る未来は、そう私に言わせるに値するものだった。
 人生の半ばを過ぎた私が、今、私自身に言っている。「人間の可能性は無限大だ」と。
 私は信じて、歩いている。頑張れわたし!頑張れみんな!

   ・慈雨ふりて一粒の種 芽吹きいで明日へと伸びる小さき飛翔