カウンセラーでも落ち込むことはある。
昨日がちょうどそんな日だった。夫に落ち込む理由を話すうち、気持ちが整理でき、前を向いて歩いていく決意が湧いてきた。
「あれ?これってカウンセリングを受けたときのようだ」
と気がついた。
夫はいつも私の最大の味方。憎たらしいことを言うけれど、大学時代からの親友という間柄。
気心がしれ、若い頃から共に苦難と戦ってきた戦友でもある。
しっかりと信頼関係はできている。
これはカウンセリングするとき、相談者とカウンセラーとのあいだに気づく「信頼」と同じです。
しっかりと受け止めて聞いてくれる相手がいると、人は心の内をほどいて、語りだしたくなる。
じっと話すのを待って、耳傾ける姿にいつのまにか胸の中をぽつぽつと話し出した私。
苦しみの発端から話しているうち、もやもやと心の中にあった「悩みの種」が姿を現してきた。
「あ!これだ!」
焦点が絞られてくると、悩みの種に向かってどうすればよいか、何が原因なのか、どう対処すべきか、スルスルとこんがらがっていた糸がほどけるように、いつのまにか自分で解決の道を探していった。
そして大きな気づきを得て笑顔が出る。「あ!そうか!」
大きな気づきを得て、それを実生活に生かせるかどうか。夫が尋ねてきた。
「もちろん、実生活にいかせるわよ。明日からやってみるわ。ありがとう!」
これで私の落ち込みも解消された。
カウンセラーとは、相手の心に寄り添って、その人の存在自体を肯定し、人が本来持っている問題解決能力・人間の成長する力(自己実現)を発揮することを援助する人のことを言います。
いつもダジャレばかりとばしている夫に感謝!同時に、相談者の立場に自分がたって、カウンセリングについて再認識した一日になりました。