飛翔

日々の随想です

秋が来て飽きが来た


あ〜〜ぁ。出るのはため息ばかりなり。秋が来たわね。
 私も人の子。本ばかり読んでいることもなく、お菓子作りを喜んでいる日ばかりでもなく、小難しい文をひねくりだしているのは、もう秋が来た。
 なんだかわけのわからない込み入った文ばかりを並べているので、読んでいる人は敬遠すると言われた。
 そうかといって、ため口ばかりの文の羅列はつまらない。そんなことばかり並べるぐらいなら書かないほうが世の中のため。
 かといって、読者におもねるようなことを書くのはつまらない。そんじゃあ、・・と言って、書くネタなんぞ主婦の私にあるわけない。愚痴を言っちゃあ、おしまいだ。庭の風情なんぞを書いても腹の足しにもならない。
 世情のことを書くなんざぁ、評論家にまけせておきゃぁ、いいってことよ。
 要は私の心の真ん中に今あることを書けっつうの!
 んじゃぁ、って書くとなるとどちらさんもどっちらけになることまちがいなし。江戸っ子なら「まちげぇなしってことよ」っていうんざんしょね。
 心がひんまがる日曜日だって、わちきにもあるんざんすよ。
 悪口雑言いいたてたくなる日だってあるんざんすよ。
 どいつもこいつも・・ってヨーロッパの某国をさしているんじゃぁないんざんすよ。
 早い話が今日は腹の虫がおさおまらない日ってことよ。