飛翔

日々の随想です

読書と受験

涼しくなってきたので、また勉強を再開。
 半年という期間を決めて最難関という国試にチャレンジすることにした。1年でもよいのだけれど、短期決戦型の私は短い期間に集中して勉強しないとだれるから。
 第一級アマチュア無線技士国家試験のときは受験申込用紙を提出したその日から勉強を始めるという突貫工事のようだった。
 三ヶ月間、朝からほとんどねるまで電子工学と首っ引きだった。問題に飽きるとモールス信号の受信問題にチャレンジ。
 一日でも怠けるとまた一からふりだしになるという耳の訓練だけに、電子工学の問題を解くよりも苦しかった。

 電子工学、国際法規、モールス受信と勉強して一発合格したときは、本当に嬉しかった。
 コツコツ勉強するのは苦手な私には短期間に集中して一気に頭に入れるのが良いとこの受験で会得した。

 受験勉強と並行して読書熱がまた復活した。『月山』森敦著 (河出書房新社)読了 

月山
森 敦
河出書房新社

『森敦との時間』森富子著(集英社)読了。

森敦との時間
森 富子
綜合社

『あたりまえのことばかり』池田晶子著(トランスビュー)読了。

あたりまえなことばかり
池田 晶子
トランスビュー

そして洋書を読みすすめている。
 読書は楽しい。本がありさえすれば何もいらないほど耽溺してしまう。この頃めっきり外出しなくなった。
 今は『カラマーゾフの兄弟亀山郁夫訳(光文社)を読んでいる。

カラマーゾフの兄弟1 (光文社古典新訳文庫)
ドストエフスキー
光文社

随分こなれた訳で読みやすい。亀山先生に9月に会いたくなった。