飛翔

日々の随想です

漬け込みフルーツと今年のケーキたち

11月に入ってまずすることは漬け込みフルーツを漬けること。
 クリスマスにラム酒に漬け込んだフルーツがたっぷり入ったシュトレーンや、フルーツケーキを家族で楽しむための準備です。
 
 ジャマイカ産のマイヤーズ・ラム酒をたっぷり注いで、漬け込んだフルーツはクリスマス頃にはしっとり、芳醇な香りに包まれたおいしいものになります。この瓶二つでパウンドケーキ6本分の漬け込みフルーツが出来上がります。
 一年間保存がきくので、ケーキの他に、アイスクリームに添えたり、応用が効く漬け込みフルーツです。
 漬けている途中でちょっとこぼしてしまったラム酒の香りが家中に漂って、酔ってしまいそう。
 英国のクリスマスでは、このフルーツケーキの上にさらにラム酒を注いで家の明かりを消して火をつけると、ケーキのラム酒が青白い炎をあげて一斉に歓声があがり、クリスマス気分が盛り上がります。
 このケーキの中にコインをラップで包んで隠して入れておきます。各人の皿に切り分けられたケーキの中にコインを見つけた人は一年間幸運が来るという言い伝えが有り祝います。
 我が家の恒例でもあり、さて今年のクリスマスには誰の皿に幸運が舞い込むでしょうか?
 いち早くラム酒の匂いを嗅ぎつけた夫がキッチンに入ってきて、
 「あ!もうクリスマスケーキの準備か!早いね」
 とにっこり、計量カップに残っていたラム酒のおこぼれを早速なめていました。

 こうして、一年の行事は台所から始まります。さくら餅、甘酒、いちご大福、おはぎ、お月見団子、アップルパイ、アップルジェリー、梅酒、梅干、ゆず茶作りなど、四季折々のお菓子や手作り料理が食卓にのぼるとき、家族の団欒が一層華やぎ、楽しさを増します。
 そしてこうした行事を通じてそれぞれ家族の記憶の中に「団欒」の思い出が味と共に残っていくのでしょうね。
今年作ったケーキたちのラインナップです。↓

自家製 苺のコンフィチュール。

さくら餅

バナナケーキ

ガトーショコラ

レモンシャーベット

かぼちゃのケーキ

プルーンのタルト

レモンシャーベット

簡単テイラミス

 『カトルカール』

レモンマドレーヌ

りんごケーキ

ゆずのマルグリットケーキ

夏のタルト

ゆず茶

アップルジェリー

すあま

バナナケーキ

いちご大福

漬け込みフルーツ
 そのほか結構作りましたね。これじゃあ、体重が増えるのも当然か・・・。