飛翔

日々の随想です

猫の辞典

猫の辞典

猫・・・・・ヒゲのある女の子
猫・・・・・闇夜の宝石詐欺師
猫・・・・・謎解きしない名探偵
猫・・・・・この世で一ばん小さな月を二つ持っている
猫・・・・・青ひげ公の八人目の妻
猫・・・・・財産のない快楽主義者
猫・・・・・毛深い怠け娼婦
猫・・・・・このスパイはよく舐める

(『寺山修司少女詩集』角川文庫より)
猫好きは多いようです。
寺山修司はさすがに猫をよくとらえて素敵な詩をつくったものですねえ。

次はまどみちおの詩を紹介しよう。


ねこにこばん

ねこに こばん
 あっち むいて
 ひるね

ねこに ごばん
 うえに あがって
 ひるね

ねこに ごはん
 たべた あとで
 ひるね

ねこに こんばんは
 ひるねが さめて
 おはよ

(『ぼくがここに』まど・みちお著(童話屋)

(我が家の猫ではありません)