評論の評を論じるのに手こずっている。
評論とか、書評はその元となるものが優れていればいるほど、論じるのに手こずる。
横綱に真っ向から立ち向かう小兵の力士のようである。
文を書くというのは本当に難しいものだ。
人間と云うものを理解するのはさらに難しい。
文は行間からにじみ出るものをすくいとって咀嚼することは可能である。
しかし、一人の人間を理解するのは困難を極める。
同じ親から生まれ、同じ環境で育っても、顔や性格が違うようにまったく異質の人間が育つ。
机の上にお饅頭が一個置いてあるとする。
美味しそうだと思う人もいれば、毒がはいっているかもしれないと思う人もいる。
全部食べてしまおうと思う人もいれば、そこにいる人と分けっこして食べようと思う人もいる。
たった一個のお饅頭でも、いろいろな人がいろいろな反応をする。
一個だけでなく、たくさんのお饅頭があったら、その数だけ複雑な考えが順列組み合わせのように生まれるわけである。
春爛漫というのに、文をひねるのに呻吟して行く春が暮れてしまいそう。
皆様は文で苦労した経験はありますか?
どのようにしたら文をすらすらとかけるようになるのでしょう。
良いお知恵をおかしください。
花曇りの今日、明日はまた寒のもどりで気温が低いそう。
皆様、春たけなわの候、花の下でよい週末をお過ごしください。
・酔客や桜見ずして花の宴