飛翔

日々の随想です

オイゲン・キケロのソルフェジオ・ハ短調

WIZARD OF OZONE?小曽根真ベスト・セレクション

WIZARD OF OZONE?小曽根真ベスト・セレクション

今やクラシックのジャズ化は当たり前のようになった。

ジャズでクラッシックを演奏するというのはオイゲン・キケロやジャック・ルーシエ、ギュンター・ノリス、スイスのジョルジュ・グルンツなどが演奏して耳になじみがある。

数年前のモーツアルト生誕記念の年、小曽根がオーケストラと一緒に演奏するのを聴いたことがあった。
ピアノ協奏曲第9番「ジュノム」を弾いた。
カデンツァの部分では鳥肌がたった。
え!すごい!全身に鳥肌がたった。
ところで小曽根真よりもっと鳥肌のピアニストがいる。

それはオイゲン・キケロ(EUGEN CICERO)だ。

ロココ・ジャズ

ロココ・ジャズ

  • アーティスト: オイゲン・キケロ,ピーター・ウィッテ,チャーリー・アントリーニ
  • 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック クラシック
  • 発売日: 2003/04/23
  • メディア: CD
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ルーマニア出身のオイゲン・キケロといえば、ロココ・ジャズ。
はじめて「ロココ・ジャズ」を聞いたときの新鮮な驚きは今も忘れられない。

気品があり、軽快な珠をころがすような指さばきとそのサウンド

それもそのはず、オイゲン・キケロはクラシックのピアニストとして16歳のときルーマニア国際音楽コンクールで優勝した栄冠の持ち主なのである。

4歳のとき、すでにモーツアルトソナタを弾き、10歳で首都ブカレストでリサイタルを開いた天才なのである。

オイゲン・キケロ(EUGEN CICERO)のROKOKO=ーAZZのCDは擦り切れるほど聞いた。
バッハである。

ソルフェジオ・ハ短調キケロ会心の一曲。

スカルラッティソナタハ長調も白眉。スカルラッティロココの代表的な作曲家である。
クラシックのピアノでよく演奏され、私もよく弾くけれど、オイゲン・キケロは原曲をよくいかして弾いていて美しい。

↑のアルバムはお奨めです。