飛翔

日々の随想です

遠くの親戚より近くの他人



 今日も朝から雨だけれど、先日、長野県に震度6弱地震があり、倒壊した家屋が多数あるという。
 死者が出なかったのは幸いだけれど、この寒さでは被災者はきっと困っていることだろう。

 東北地方の震災の時助けてもらった恩返しと言って、東北からボランティアが駆けつけてきた。
 互助の精神が根付いてきたのは麗しいことだ。

 以前住んでいた場所で床上浸水したことがあった。
 前の道路が川のようになって濁流が流れあっというまに床上まで水が上がってきた。
 災害が去ったあとが大変。泥水をかきだし、洗い流し、普段の生活になるまで数週間がすぎた。
 その時、夫の職場の人たちが手伝いに来てくれ大助かりした。
 「遠くの親戚より近くの他人」というが、本当に「今」助けて欲しい時に必要な「手」というのがある。

 老人世帯ならなおさら、若い「手」が必要だ。
 これから雪の季節になる。
 長野の被災者たちが早く復興をすることを祈りたい。