飛翔

日々の随想です

南アルプス「日本のチロル」日帰りの旅

 今日は南アルプスをのぞむ信州飯田まで日帰りドライブの旅をしてきました。
 朝8時過ぎに家を出発し一路信州へ車を走らせる。行き先は南アルプスをのぞむ下栗の里へ。

道にこんな花が群生していました。


 渓谷を流れる瀬の音と目も綾な紅葉が信州の旅のすばらしさをかきたてます。


黄色と黄緑、赤と移りゆく自然のグラデーション。梢を渡る風の音が晩秋の旋律を奏でてくれました。


 民家の軒先には柿を干した「柿のカーテン」


民家の庭も紅葉して美しいです。


南アルプス登山口だけあって山、谷が深いです。

 11月になって寒くなり紅葉が見頃になった信州くねくねと細い道を滑り落ちないよう走りながらみる山あいの景色は絶景。深い谷は色とりどりの紅葉で目を奪われます。
 


 下栗の里の絶好のビューポイント
 下栗の里は、南アルプスを望む飯田市上村の東面傾斜面にある標高800m〜1,000mの地区です。最大傾斜38度の傾斜面に点在する耕地や家屋は、遠山郷を代表する景観を作りあげています。平成21年には「にほんの里100選」にも選ばれました。

 景観の美しさ、自然と暮らしの調和、こうした姿がオーストリアチロル地方に似ていることから、東京学芸大学名誉教授で地理学者の市川健夫氏は下栗を「日本のチロル」と命名しました。

 さて、景色は変わって南アルプス南部の峰峰を見渡す下伊那郡南信濃村木沢。
 地区の中心部に建つ、木澤小学校は3月31日で「廃校」になり名実ともに127年の歴史に幕を閉じました。

木造校舎です。

 テレビのコマーシャルで記憶に残っている人もいるのではないですか?今も放映中の引越のサカイ
 サカイ引越しセンターのコマーシャルに!
 放映は平成22年11月から1年間でした。

 黒板に書かれた「松下先生 ありがとう」の文字
 子どもたちと先生のお別れシーン!

 
 木造校舎の中はこんなふう。思い出の中にこんな光景が残っている人もいるのではないですか?
 
 図書室です。


 廊下に立たされた人は誰?廊下には今も弾けるオルガンが。

 こうして南アルプス南部の峰峰を眺める日帰りの旅は美しい紅葉を目の中に焼き付け、渓谷をながれる瀬の音に癒されながらゆるゆると過ぎていきました。