飛翔

日々の随想です

夕すゞみ星の名をとふ童(わらわ)かな


今夜は打ち上げ花火大会があるそうだ。
 「あァ、夏だなぁ」。
 浴衣を着て夕涼みがてらそぞろ歩きなどしてみたい。

 星を眺めるときがあっただろうか?
 節電が叫ばれているが、不夜城のように夜でも煌々(こうこう)と明かりがともる昨今は、闇夜というものがない。
 ネオンや街の明かりで星のまたたきが薄れる。
 夏の夜、風呂上りに家族そろって星をながめてみたいものだ。
 江戸時代はこんなほほえましい風景があった。

 夕すゞみ星の名をとふ童(わらわ)かな