飛翔

日々の随想です

アドリア海からの風


春のうららに気を任せそぞろ旅にでる
石畳を踏みしめ、アドリア海の風に長い髪をなびかせてかの地へと。
一冊の本をお共に、スパッカナポリの洗濯物がひるがえる下町の路地で
ズッキーニの花の天ぷらをつまみながら、故国の春を懐かしむ。
そんな春の日の朧なる夢の旅路へといざゆかん!

(向田邦子さんを悼んだ寄せ書き『向田邦子ふたたび』を旅の友として)

向田邦子ふたたび (文春文庫)

向田邦子ふたたび (文春文庫)