飛翔

日々の随想です

国技って何?


国技って何?
 相撲を国技と呼びながら今や横綱は外国人力士ばかり。
 外国へ行って力士をスカウトしてくる時代。
 国技って外国から輸入するものだったなんて知らなかった!!
 大麻をやって逮捕された外国人力士が現れるなんて前代未聞と思っていた矢先、同じロシア人力士二人が抜き打ち尿検査であぶりだされた事件はまだ記憶に新しい。
 力士のリンチや朝青龍の地方巡業のおさぼり事件、仮病を使ってモンゴルに帰国。そんなあいつぐ不祥事でも厳重注意だけの処罰。
 場所中に朝青龍が酔って暴行事件を起こした。
 またもや厳重注意だけなら、朝青龍にとって処罰は「口だけ」の儀式。
 何しろ大相撲にとっては稼ぎ頭の朝青龍である。
 他の力士が弱すぎる!情けなさ過ぎる!
 番付を見るとロシア人力士が多数、モンゴル出身の横綱二人と大関ブルガリア人、強いのは外国人力士ばかり。
 これで「国技」とは笑わせる。

 外人力士が相撲を単なるスポーツの一種であるとおもってはいないだろうか?
 大相撲が国技であるのはスポーツでなく神事から始まったことなど誰も知る由もない。
 地方巡業をさぼった朝青龍がその例である。
 
 俳句の世界では「相撲」は秋の季語。なぜか?
 大相撲はもともと秋の行事だったから。
 なぜかというと、相撲は元々秋に実る稲の豊作を祈る神事だったのである。
 つまりスポーツとして勝ち負けを争うことを目的とするのではなく、大地に塩をまいて清め、四股(しこ)を踏んで稲の実りを促すことが相撲のはじまりだったのである。
そんな神事を金儲けと勘違いして、金にならない地方巡業はサボって国へ帰ってしまうなどはもってのほか。麻薬をやっていても親方は知らぬ存ぜぬ!
外人力士ばかりの「国技」に日本の神事だった相撲の意義を教える人もないままのつけがまわってきた。

・国技とは「外国技」なり枯れ尾花

・ここはどこ人種の坩堝(るつぼ)国技館 大和魂ソレナンデスカ

・国技とは国境越えたスポーツか 国に帰れば僕は英雄

・休みます疲労骨折腰痛む サッカーすれば治るよ治る

・守ります女人禁制土俵上 ハッケヨイ良い外人力士

横綱に 厳重注意 屁ともなし