飛翔

日々の随想です

2011-11-13から1日間の記事一覧

愚かさのほとりに立ちて

この数か月は激動の連続だった。思考がこう着して、前へ進まず苦悶した。 読書という私にとって空気を吸うような事が、できない日々でもあった。狭量な器の自分を嫌というほど自覚した。 自分の生きてきた道を振り返ってみるのが怖いぐらい意義のないもので…

新しい朝のために

今日もまた、新しい朝が来た。当たり前だというだろう。そう。当たり前の事象だ。 しかし、この当たり前のことが大切なのだ。当たり前のことがどれだけ大切なことか失って初めて気づくことである。 嫌なことはひきずらないことだ。もうさっさと忘れること。…

母と来し方の人たち

子供のころから人間が好きで、興味があった。我が家を訪れるさまざまな人を観察するのが面白かった。 訪問客の中でも変わった人物は伯母である。伯母は本好きの私に、大きくなったら自分を題材にした小説を書いてくれとよく言っていた この伯母の夢は、馬賊…