飛翔

日々の随想です

2023年大つごもり

生きとし生けるものへの感謝



 庭そうじに汗する午前。我が家の父祖のように天空から庭全体を見おろすケヤキが落葉した。
 枯葉が地面を敷きつめ、風にあおられてカラカラと音を立てて舞う。
 
 せわしない年の瀬。
 なにげなく眺めていた庭にも四季が訪れ、草木が心を潤してくれていたことに気づく。
 葉を落としたケヤキが師走の空に黒々と幹のありかを示していて、まるでエッチングをみるようだ。
  生きとし生けるものたちへの畏敬と感謝の気持ちを捧げたい。