飛翔

日々の随想です

横綱昇進おめでとう


稀勢の里が25日、横綱に昇進した。
1998年夏場所で昇進を決めた66代横綱若乃花以来、19年ぶりに生まれる日本出身の横綱
午前9時半過ぎ、日本相撲協会からの伝達の使者が到着。両親や関係者らに見守られるなか、昇進を伝えられた。

 口上は「横綱の名に恥じぬよう、精進いたします」。
緊張からか「ちょっとかんでしまった」とはにかみ、四字熟語などを交えずシンプルな内容にしたことについて「自分の今の気持ちをそのまま伝えました」。
横綱としての覚悟を問われると、「普段の生き方も見られる。人間的にも成長して、尊敬されるような横綱になりたい。もっともっと強くなって、皆さんに応援してもらえるように頑張ります」と誓った。

本人も、読む方も、誰も意味が分からない四文字熟語で口上を述べるより、自分の言葉で横綱への意気込みを伝えるほうがまごころがあってよいと、私は思った。

 かつて、こんな相撲狂歌を作ったことがある。
 
 ・ここはどこ 人種の坩堝(るつぼ)国技館 大和魂ソレナンデスカ

 ・国技とは国境越えたスポーツか 国に帰れば僕は英雄

 ・守ります女人禁制土俵上 ハッケヨイ良い外人力士

 国粋主義ではないけれど、国技とされる大相撲が外国人力士により19年間も横綱を張っていたとはいささか情けない。
 稀勢の里に力が入ってしまうファンは判官贔屓かもしれないが、いたしかたがないような気がする。
 口上にあったように、精進して、豪快な力相撲の横綱であってほしいです。
 横綱昇進おめでとう!