飛翔

日々の随想です

「七草爪」と「七草粥」


七草粥の日。

七草とは1月7日の朝に、7種の野菜が入った粥を食べる風習のこと。

芹(せり)薺(なずな) 御形(ごぎょう繁縷(はこべら) 仏の座(ほとけのざ) 菘(すずな)= 蕪(かぶ) 、蘿蔔(すずしろ)= 大根(だいこん)

この7種の野菜を刻んで入れた粥(かゆ)を七種粥七草粥)といい、邪気を払い万病を除く占いとして食べる。呪術的な意味ばかりでなく、御節料理で疲れた胃を休め、野菜が乏しい冬場に不足しがちな栄養素を補うという効能もある。

七種は、前日の夜に俎(まないた)に乗せて囃(はや)し歌を歌いながら包丁で叩き、当日の朝に粥に入れる。

つまり、今夜はこの七草をまな板に乗せて叩いて水にひたしておくのである.
明朝。
ここが肝心。
明日の朝、七草粥を作る前にすることがあるのだ。
それは両手の指の爪を前の晩ひたしておいた七草の水につけるのである。
それから水にひたした爪を切る。

この年の初めに初めて爪を切るのを「七草爪」と呼ぶ。
「七草爪」はその年一年の邪気をはらうというおまじない。。

江戸時代からの風習。
みんな、やってますか?
まだの人。
今から七草を刻んで水につけておきましょう。
明日おきたら、その水に爪をつけて、きりましょう。