飛翔

日々の随想です

自らの力を鍛えよう


苦しんで苦しんで悩んで悩んで、考えられるだけ考えて、沈むだけ沈むことも、時には必要。
 その時は苦しくてもがくけれど、苦しみの中から自力で見つけ出す答えがあるものだ。
 世の中、安易に「癒し」を求めるけれど、簡単に癒されたり、癒したりできるものでもない。

 自然治癒力というものがある。自然に治す力がある。怪我をすれば血が出て固まってかさぶたになるように。
  本をじっくり読むのも自分の底力を付ける一つでもある。読みながら脳の中で想像力や読解力を付けていく。そして感動し感性が磨かれる。また批判したり、論じるための力ともなる。
人との交わりの中から、付き合い方や、友情を育んだり、他者の考え方を学んだり、違う意見を知ることも大切なことだ。
  自然を愛でることから五感を磨き、感性の高まりを養うこともできる。
 何でもかんでも他者に依存し、癒しを求めるのでなく、内なる声に耳傾けることも必要だと思う。
 その内なる声を鍛えるためにも、日頃から、よく物事を見聞きし、思考し、美しいものを感じる心を大切にしたいものだ。

 人が右と言ったら右に流れ、安易に癒しを求めることなく、五感をめぐらせ自らの力を鍛えたい。