飛翔

日々の随想です

旅への想い



 結婚してから夫とふたりでずいぶんあちこち旅行した。
 イギリス、 フランス、イタリア、スイス、スペイン、北アフリカニュージーランドアメリカ、ドイツ、ハンガリーチェコスロバキア、香港、マカオオーストリア、トルコ、オランダ、ベルギー,オースラリア、カンボジアベトナム、エジプトなど)。

 列車の旅、寝台車に揺られ、船に乗り、馬車に乗り、人力車に乗り、バスに乗り、お城に泊まり、ユースホステルに泊まり、四ツ星ホテルに泊まり、B&Bに泊まり、車でヨーロッパ中を走り、と旅を満喫した。
 二人っきりの弥次喜多道中はパック旅行にない面白みと冒険に満ちていた。

 来週の日曜日からは、アメリカにある心理学で名門のセイブルック大学に研修に行く。
 夫は日本でお留守番。

 アメリカは3回目である。一回目はセサミストリートの作者の家に私が居候(いそうろう)するという幸運に恵まれた。庭には小川が流れているという大邸宅だった。しかし、食事の時、政治経済の話題が持ち切りで、日本人としての見解を聞かせてくれと言われて急に食事がまずくなったのを思いだす。政治経済や思想や歴史的見解を述べるのは日本語でも難しいのに、英語で議論に花を咲かせるんて至難のわざだ。食事時になると、気分がブルーになったのを思い出す。
 今回はカフェテリアで仲間と食事なのでちょっと気が楽だ。さびた英語を思い出しながらアメリカ生活を満喫してきたい。
 
 あと二日で渡米だ。旅にはなれているとは言え、やはり気もそぞろとなる。