飛翔

日々の随想です

女房元気で亭主留守ばかり


1か月前、スポーツジムで10?の重りを持ち上げたとき、右肩がグキッツと鈍い音がして激痛が走った。
 それ以来、右肩が痛くて腕を上げることができなくなった。
 今朝こらえきれずに医者に行ったら、「俺も同じだ」と
 英会話教室で一緒の主治医がいうではないか。
 四十肩だなあとこともなげにいう。「二十肩ですよ」と言い返す。
 結局少しずつ動かしていくことと医者らしくないことを言われて帰宅。
 その足で名古屋へ直行。13時から17時までワークショップ「交流分析エゴグラム」講座があった。
 17時15分からビデオどり。終了したのが19時過ぎ。
 19時52分のJRで帰宅。家に着いたら9時を過ぎていた。夫はとっくに夕食を終えていた。
 さすがに疲れた。明日は早朝から名古屋へ行き「瞑想教室」へ行く予定にしている。
 一週間家にいたことがない。夫からはさすがに苦情が来た。
 日曜日は穴うめして、夫の好物でも作るとしよう。久しぶりにケーキでも焼いて、家の中がケーキの焼ける甘いにおいで満ちるようにしたいものだ。
 主婦業だけをやっている間は、この平凡なのんびりした時の流れがつまらなく感じたものだが、こう毎日忙しいと主婦業が恋しくなる。
 家の中がピカピカに磨かれ、台所から何かおいしそうな匂いと煮える音が聞こえてくるのは良いものである。
 誰かが帰ってくると「お帰りなさい」
 の言葉で迎えられるのは一日の中で一番ほっとし、かみしもぬいで、よろいをぬぐ瞬間でもある。
 逆にエプロンをして普段着姿でいる主婦が、スーツにハイヒールを履いて、靴音高くオフィスの廊下を歩くのは新鮮な感動がある。
 子育て休暇を取る夫族がいてもよいのである。妻が夫とバトンタッチして、オフィスに戻るのもよいものである。
 双方が双方の苦労や喜びや労働の違いを認識し合うのも大切なことだ。
 そうは言うものの、やはり留守がちになるのは私も少々気がひける。
 料理に腕を振るってちょっとばかりサービスしてみようか。