飛翔

日々の随想です

ワークショップ

 風邪とあなどっていたら重症になってしまった。ぜんそくのような咳がでてとまらないのは苦しい。激しい咳は身をよじるようにせき込むので胃が収縮してはきそうになる。息がとまりそうになるぐらい咳が出るというのは本当に苦しい。
 医者に重傷ですから今後も、風邪をひかないようにといわれた。
 学校へ編入したことをきっかけに、あれこれと手を伸ばしすぎて日常のリズムがくるってきたのが原因かもしれない。無理が出てきたのだ。昨日は薬局でもらった薬を待ちきれずにその場で飲んだ。もうへたりこみそうになるぐらい、体が参っていた。
 帰宅してからこんこんと眠り続けた。その間夫がアイスノンを頭にあててくれたおかげか、熱はおさまってきた。
 独り身の人はこういうとき、つらいだろうなと思う。水が飲みたくても、飲みにいけないほど弱っているひとは多い。仮設住宅のご老人たちを思う。誰かが、一日一回でも気にかけて見まわったり、言葉をかけることは大切なことだ。
 先日の花セラピーで心の底までぱっと明るくなった石巻の人たちの写真が忘れられない。
 私もフラワーサイコセラピストの資格を取ったら、地域のお年寄りや身寄りのない人たちに、花セラピーで元気になってもらいたいと思う。
 来週の月曜日は心理学カウンセラーによるワークショップが開催される。その名も「危機パターンワークショップ」とよばれるものである。
 昨年の東日本大震災による被害は言うに及ばず、「虐待」や」「いじめ」「自殺」など、今わたしたちには多くの痛みに直面している。心に傷を負った方、またその目撃者として胸を痛める家族や友人たちから痛みを取り去り、心の安らぎを取り戻すための技術、それが「危機パターン」である。
 月曜日のワークショップまでなんとか風邪を治して多くのトラウマからの解放の技術と理論を学びたい。