本の題名は忘れたけれど、井上ひさしが、文を上手に書くには「血へどを吐くほど本を読め」とあった。
いつも駄文を書きながら、もうちょっとましな文を書きたいと思う。そう思いながらも、いつもの怠けぐせがでて、よく推敲もしないで載せている。時々読者の方から「ここは間違いではないか」と訂正がある。恐縮しながら訂正にこれつとめる。冷や汗三斗である。
やっぱり、ブログなんぞを書いていないで血へどを吐くほど本を読まねばならない。
書評なんぞを生意気に書いているがこんなものを書いていてはどんどん本を読みすすめることはできない。よし!ブログは短縮し、書評も書かないで血へどが出るまで読書しようか。
夫が横から
「うまい文を書けるようになる頃は100歳になってるぞ」
という。
100歳になって
「どれ、名文を書こう」
と思い立ったはよいが、書き始めて最初の一行目で
「あれ?何書くんだったっけ?」
「それに、字も忘れちゃった!」
「あれ?私って誰だったっけ?」
なんぞと、ぼけていそうだ。
そこへ行くと「きんさん」「ぎんさん」はすごかった。
テレビにたくさん出演してギャラをもらえた金さんに司会者が尋ねた。
「金さん、出演料をどんなものに使いますか?」と。
金さんは
「老後の為に貯金します!」
と答えた。
100歳過ぎてもまだ老後のことを考える金さん。金さんにとっての老後とは幾つからなんだろう?そしてご自分が老齢だとあまりお感じになっていないことが「お若い」源なのだろうとおもった。
私も100歳になって芥川賞か直木賞をとれるよう文章磨きをすることにしよう。
夫は横から、
「芥川賞や直木賞よりも先に取れる賞があるぞ」
と言う。
「え!何?何?」
と喜ぶ私。
「それは骨粗しょう症!」
と言った。
物が飛ぶ音が部屋にこだます。
これから先は私の品性に関わるので省略