飛翔

日々の随想です

孔雀が私に恋を?

連休初日は晴れ。名古屋近郊の東海市へやってきた。
 大池公園という大きな公園を散歩する。公園内は広く、動物園のようなものがあり、小動物がいた。鹿、猿、鳥(フラミンゴ、孔雀、オウムなど)、ヤギ、馬など。
 先ずは鹿。


 突然孔雀が羽を大きく広げ始めた。孔雀が羽を広げたところは写真や絵では見たことがあるが、実際に立ち会ったのは初めてのことだった。本当に、どうだとばかりに見物客に向かって羽を広げてみせた。

羽を広げ始めると歓声があがったため、周りにいた人がおりの前にあつまりはじめると、突然孔雀は怖い顔になって甲高い声で鳴き始めた。孔雀の鳴き声をはじめて聞いた。「キー、キー」という高い声だった。
 そしてまもなくひらりと枝に飛び上がった。
 枝に飛ぶ様子も始めてみた。

 孔雀はオスしか羽を広げない。これはメスに対する求愛行動。したがって、ある季節だけに、それもメスに対してしか羽を広げないのが本来のクジャクの姿だ。
 クジャクの繁殖シーズンは2月から8月頃まで。この間、オスはメスに対して自分をきれいに魅力的に見せるために一生懸命、羽を広げるのです。
 ということは、折の前の私がメスの孔雀に見えたのかしら?

 ということで、孔雀の珍しい姿、鳴き声、飛ぶ様子まで見ることができた瞬間だった。ラッキー!
 そしてしばらく行くとボタンの庭にでてきた。
 色とりどりのボタンの花がけんをきそっていた。





公園内を一周してみると、新緑が目を洗うようで、実にすがすがしかった。もうまもなく五月。
 初夏の到来だ。空にはこいのぼりが気持ちよさそうに泳いでいる。連休で遠出する人も多いことだろう。
 皆様もよい連休をお過ごしください。