飛翔

日々の随想です

原発事故の終結を祈る


 地震と大津波だけでも一生涯のうちで一番ショックな出来事であろう。それなのに、それに加えて放射能という見えない化学物質とも戦わなければならないとは!!!
 母はいつでも最悪のときを想定して先回りして準備万端怠らない人だった。そんな取り越し苦労がいやだったが、それは地震や戦争や、火事などの人災、天災を体験してきた者の生き残るための最大の知恵がそうした習性にしたことが昨今の出来事でやっと理解できた。
 今回も原発の火災、爆発は「想定外」というが、最悪のシュミレーションをし、それ専門の人材を配し、知恵を総結集してかからなければ大変なことになる。
 日本はもとより世界中に原発は稼動している。いつ同じような事故が起きるかわからない。
 今、東京電力は夜を徹してがんばっているのだろうが、こうなったら世界中の知恵と力を借りて終結にいたるべき時だ。
 原子力エネルギーの大きさは天国と地獄との紙一重であるということを絶えず念頭におくべきものだ。
 「安全」という名のもとに大きなエネルギーが東日本を潤してきた。今、それが危機に瀕している。
 道路やライフラインの復興が早急になされるべきことであるが、必要な電力の供給源がやられるとひとたまりもない。
 何とか早く終結してほしいと祈るばかりだ。祈りよとどいてくれ!