飛翔

日々の随想です

グラミー賞受賞と日本人

 アメリカの音楽界で最も権威のあるグラミー賞の最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞に、人気ロックバンド「B’z」のギタリスト松本孝弘さんとアメリカのギタリストによる共作アルバムが選ばれたのをはじめ、最優秀インストゥルメンタルソリスト演奏賞にはピアニストの内田光子さんが選ばれるなど、日本人の受賞が相次いだ。

 B’zの松本さんは、アメリカのギタリスト、ラリー・カールトンさんとの共作アルバム「テイク ユア ピック」で、ポップ部門の楽器演奏で最も優れたアルバムに贈られる、最優秀ポップ・インストゥルメンタル・アルバム賞に選ばれた。また、クラシックのピアニスト、内田光子さんは、オーケストラとの共演で最も優れた演奏をした楽器の演奏家を選ぶ、最優秀インストゥルメンタルソリスト演奏賞に選ばれた。このほか、最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバム賞には、静岡県出身のジャズピアニストで現在はアメリカで活躍する上原ひろみさんが参加したバンド「スタンリー・クラーク・バンド」が、それぞれ選ばれた。
 かつて日本人の音楽家が欧米で演奏すると日本人に西洋の音楽がわかるものかと揶揄されたが、いまや世界の小澤をはじめとして多くの音楽家が世界中で活躍し、その実力が認められるようになった。
 スポーツではイチロー、野茂をはじめとして多くの日本人が大リーグで活躍するようになった。サッカーもしかり。
 特に音楽やスポーツ、芸術は言葉がわからなくても、実力がものをいう世界だ。日本人が世界に認められるようになったことは嬉しい。ノーベル賞も多くの日本人が受賞するようになった。
 景気が低迷しているとはいえ、日本人の力を発揮するのはこれからだ。
 日本の若者よ!今こそ力を蓄え、基礎力をつけ、世界に羽ばたけ!
 日本の中高年のみなさんよ!若者だけにがんばらせる手はない。今こそ長年つちかってきた、気力と胆力と、気概をもって世界にその力をみせようではないか!