飛翔

日々の随想です

They Can't Take That Away From Me

 
エラ・フィッツジェラルドのスタンダードジャズを久しぶりに聴いてしみじみとしている。
オスカーピーターソンのピアノにルイ・アームストロングのヴォーカル。エラ・フィッツジェラルドとのデユオ。
二人のヴェテランが心から楽しそうに歌うその声に思わず浮世の憂さを忘れる。
Rはガーシュインが好きでないと言う。
「誰も奪えぬこの思い」“They Can't Take That Away From Me"の名曲を聴かせてやりたいものだ。ピーターソンのピアノをバックにルイのペット、エラとのデユオ。 ルイのスキャット
こんな軽快でおしゃれなラブソングは心かろやかにスキップしたくなるではないか。

こんな軽快なデユオのように、会話もおしゃれにウイットに富んで楽しい語らい相手がほしいものだ。
茶々を入れたり、時にはしんみりと、時には大人のほのかな恋の香り。
好きな本や音楽や絵の話を語り合い、唄いあい、弾き語る。そんな相手がほしいものだ。

It's not the pale moon
That exites me
That thrills and delights me
Oh no it's just the nearness of you
It isn't your sweet conversation
That brings this sensation
Oh no it's just the nearness of you.