飛翔

日々の随想です

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

シューベルトを弾く

我が家にはいろいろなジャンルの人が集まってきて、呑み、食べ、しゃべることが多い。 そのきっかけになったのは、十数年続けている音楽ボランティァがはじまりだった。 音楽を愛する人が集まってコンサート活動をしていたが、ある日、体に障害があって、コ…

セピア色の昭和

セピア色の昭和――記憶の断章本間 千枝子岩波書店 随筆の魅力は作り物(虚構)にはない著者の体温が感じられるところだ。 本書は題名のように昭和一ケタ生まれの著者が経てきた「昭和」の出来事のエッセイ集である。その生い立ちからユニークで、実の両親と育…

短編

来週までに同人誌に短編小説を書くように言われているが、書けていない。 作家じゃあるまいし、素人がそうやすやすとかけるものではない。書けていたら今頃どこかに投稿している。というのは書けない言い訳だ。恥ならしょっちゅうかいているのになぁ・・・。…

涼しさや袂(たもと)にあまる貝のから

着物を着る機会は少ないが、浴衣なら気軽に着れる。 若い女性も、もとお嬢様も、髪をきりりとまとめて、浴衣なんぞを着るとハッとするほど見違える。 男性も浴衣姿に角帯を絞めるといなせないい男に見えるから不思議だ。 江戸時代の古句にこんなのがある。 …

初蝉の声

今朝、威勢の良い蝉の声に耳を突かれた。 そういえば、もう七月も半ばになろうとしていることに気がついた。 暑くなったとは言え、やはり蝉の声で夏を確認する。 我が家の東の一角に一本で森を作っているケヤキがある。そのケヤキの土中で何十年と云う眠りか…

できたてフレッシュチーズ!

我が家はチーズが大好きな一家です。 今日は自家製フレッシュチーズを作ってみました。 おいしそうでしょ? 簡単にできるフレッシュチーズです。 「材料」:牛乳1リットル、レモン汁あるいは酢大匙3 「作り方」: ①牛乳を鍋に入れ、50度から80度まで熱…

牧水の短冊

子供の頃、自分の部屋が与えられたけれど、部屋で勉強したことがない。いつも居間の掘りごたつで勉強した。掘りごたつは夏には布団は片づけられて足が伸ばせて快適な家具である。自分の部屋で勉強しなさいといくら注意されてもこの場所が大好きな私は居間で…

煩悶

家族コンステレーション・ワークが相当重い内容だったせいか、二晩、夢でうなされて続けた。 [ワークが終わったあと、ただ自分の内側で受け止める時間が必要] これはワークが始まる前、ファシリテイターに言われたことである。 クライエントになり、ワークを…

紫蘇ゼリー

先日作った紫蘇ジュースを使って今日は紫蘇ゼリーを作ってみました。 このジュースに寒天を加えて紫蘇ゼリーを作ってみました。

なりふりの小さきものにもまことの美あり

私には封印した言葉と存在がある。それは父。 父は私が三歳の時、国の代表でアメリカに赴任していた。 父が帰国した日、私は部屋に見慣れぬおじさんがいたので後ずさりしてすくんでしまった。それがもの心ついてはじめて見た父だった。 父は暴君でもなく、威…

家族コンステレーション

土日と二日間にわたって心理療法の一つである「家族コンステレーション」のワークショップが開かれた。クライアントの家族メンバーをその場の参加者に「代理人」という形で選出していき、まるで星座のように配置していくというもの。参加者を内包するその『…

「ありがとう」

「ありがとう」の心は美しく、なによりも報われる言葉だ。 母は家事を決して手を抜くことはなかった。特に食事は手間隙かけていた。叔父が訪ねてくるときは、二三日前から叔父の好きな「身欠きにしんの甘露煮」を作るために準備していた。三日前にすることは…

邂逅

朝日が燦々と降り注ぐ爽やかな朝となった。 こんな気持ちの良い朝はバッハのヴァイオリン協奏曲第一番イ短調からはじまる。 ヘンリック・シェリングの美しい音色が昨日の澱んだ空気を一掃してくれ、身も心も清いものにしてくれる。バッハ:ヴァイオリン協奏曲…

事実は小説よりも奇なり

昨日に引き続いてのワークショップは重いものだった。 内容は語ることができないが、人生について、家族について、「あるがまま」を受け入れることについて、「今、ここ」の意味の深さを考えさせられた。 人間の業のようなもの。人の「こころ」について、「…

捨てる

愛車を新車と買い替えるとき、せつなく、人との別れのような気持になる。 古くなったから、新しいものに乗り換える。車という物質であるが、今まで便利につかい、足として近くに遠くに愛用していたわが車。 「ごめんね。今までありがとうね」 思わず車体をな…

みょうがの甘酢漬け

みょうがと新ショウガを甘酢に漬けてみました。 10日も経てば赤いきれいな色に漬かっているでしょう。

星に願いを

七夕も、この梅雨空では一年に一回の逢瀬もままならないようです。 この週末をどちら様も穏やかに健やかでありますように、深い悲しみにくれるかたの心が癒えますように短冊に願いをこめました。 The best of BUD POWELLのアルバムから「STELLA BY STARLIGHT…

くじけないで

人には苦しくてどうしようもないときがある。そんなとき、たった一言が支えとなってつえとなってくれる。今日は九十歳を越えたとき、詩を書くようになったという現在99歳の柴田トヨさんの詩集を紹介しようと思う。くじけないで柴田 トヨ飛鳥新社このアイテ…

ワークショップ

オーストラリアから有名な心理学の先生が来日され、東京、名古屋、大阪とワークショップを開催している。今日は朝早くからこのワークショップに参加するために出かけた。 内容は話すことができないが、やはり「あるがまま」「今ここ」が中心のセオリーであっ…

メッセージとコメントと感想

一日にたくさんの方がここをご訪問くださっているようでありがとうございます。 ご訪問くださった記念にというか、足跡を残す意味で、記事へのご感想を寄せてくださいますよう、お願いします。読み捨てられるのは、ちょっぴりさみしい・・・うえ〜ん。

足が・・・

今日は朝10時から夕方5時までワークショップで缶詰めだったので、足がつって、つって。 いたたたたたたたたたたたったたたたたたたたた!! 疲れて痛くて泣きたい!もう寝ます。いたたったたたたたたたたたたたたたたたたたたたたったたたたたたたたたた…

へらずぐち大賞

イタリア・ベネチアの仮面カーニバルでの写真 他人は私にいろいろな感想を持つ。 「明るい人」「活発」「元気いっぱいの人」「面白い人」などである。 「○○さん(私の事)は、もしかしたら家庭的な人だったりしてね」 と、言った男性がいた。私はもしかした…

てぬぐいの美

この季節にピッタリの「あじさい」「じゃのめがさ」のてぬぐいを買いました。 「あじさい」 「蛇の目傘」 小雨が降ってる丘の家 紫陽花の葉にかたつむり 紫蘭の花が散りかけて つくばいの水 わをかいた

慟哭(どうこう)の向こうに

いつも愛犬と散歩していた公園は森林を切り拓いたもの。 池が幾つもあり、八月にははすの花が咲く。 この池を一周しながら考え事をしたり、ぼんやり移ろいいく季節の風景を肌身に感じながら散策するのは楽しい。私の散歩の歩調と思考速度は絶妙に共振する。 …

悲しみの林を分け入る

人は自分の心の奥底にあるものを、いつ、どのようにして表わすのだろうか? サイエンス・エッセイストであり、かつては分子生物学者として研究の最前線で活躍していたのは、柳澤桂子さんである。 彼女は難病になり、身動きできない境遇の中、多くの短歌を詠…

なみだ

なみだ悲しみを滲んで見えなくし 想いを溢れさせ 心の井戸を深めるもの

梅シロップ作り

注文しておいた梅シロップ用の青梅が届いた。 早速梅シロップ作りに挑戦! 青梅1kg、フルーツシュガー600g。消毒用アルコール、漬け込み用容器 1.青梅を洗い、爪楊枝か竹串で、なり口の部分を取り除く。 2.乾いたふきんで一粒ずつ水気をふきとり、何…

七夕は「秋」の季語

明日は七夕。 こんな句がある。 七夕や髪濡れしまま人に逢ふ (橋本多佳子『橋本多佳子句集』(角川文庫)より) これは女流俳人の橋本多佳子の作。 洗い髪が乾かぬまま恋しい人のところへ行くという逢瀬のひと時を歌ったものかと思ったらそうではないらしい…

拝啓、天国のかあさん、

私には大事な箱がある。塾の教師をしていた時、生徒からもらった手紙を入れたものだ。修学旅行先から多くの生徒が絵葉書を送ってくれた。 手紙や葉書をもらう喜びは何にたとえたらよいだろう?それは手書きのよさにあるといえるだろう。字の上手下手でなく、…

6月7月の台所仕事

6月7月の台所仕事 梅酒作り 徳島県産美郷の青梅をVSOPブランデーで漬けたところ。 焼酎で漬けたもの 梅干し 塩もみした紫蘇を投入したところ 紫蘇ジュース 1,8リットルのペットボトルに詰めた写真 野菜のピックルス 梅シロップ 自家製フレッシュチ…