飛翔

日々の随想です

寒い日の夕餉(ゆうげ)


 今日は今年一番の寒さだった。
名古屋城のお堀の水も凍り、気温はマイナス2.7℃。 朝起きるのがつらい、つらい。
 夜は家族の帰宅時間にあわせてパジャマや着替えの衣類を炬燵の中に入れて暖めておく。
 「寒い、寒い」といいながら帰ってくる順番に暖めておいたパジャマや、部屋着を着る。
手を洗い、うがいが済むと暖かい部屋で夕食だ。
湯気のむこうに笑顔がある。暑い夏はこうはいかない。
 やはり一家団欒が似合うのは寒い季節の夕餉の風景だろう。
 温かいお鍋料理をつっつきながら、今日の出来事を話す。夫は熱燗をのみながら「しみるなあー」などと上機嫌になる。
 主婦はこんな日は、みんなの笑顔にむくわれる。
 寒いのは苦手だけれど、一家が身を寄せ合うように団欒する寒い日は好きだ。
 しかし、雪の地方の方は、雪かきや、雪下ろしで大変。のんびり、寒いのは好きだなどと言っていられない。雪の地方のみなさん、ごめんなさい。