飛翔

日々の随想です

若者とワークショップ


 福祉関係の施設に出かけることが多いのですが、そこで働く若い方々に感動しています。「今の若いものは」という言葉を耳にしますが、十把一絡げにステレオタイプに決め付けてはいけないと思います。厳しい介護の仕事に真摯に向き合っている姿とまなざしの凛々しさに前言を取り消さねばならないとつくづく思います。
 そんな若者たちに「バリデーション療法」のワークショップを開催しました。
 バリデーション療法の特徴は、認知症の方が騒いだり、徘徊したりすることにも
「意味がある」として捉え、なぜ騒ぐのか、なぜ徘徊するのかを患者の歩んできた人生に照らして考えたり、共に行動したりするというもの。「共感して接する」ことに重点を置いた療法です。
 共感することで、高齢者の自尊心の回復や不安の軽減を図るとともに 介護者自身も前向きに気持ちを持てるというものです。